FAを迎えているアレックス・ブレグマン◆ カブス、レッドソックス、タイガースが最終候補か
今オフFAを迎えているアレックス・ブレグマン内野手(30)を巡る争奪戦が決着に近づいているようだ。現地時間10日、『ESPN』のバスター・オルニー記者はカブス、レッドソックス、タイガースの3球団を移籍先の最終候補として伝えた。
今オフ序盤には古巣アストロズが6年総額1億5600万ドルほどの残留オファーを提示するも、合意には至らず。上記3球団とアストロズ、ブルージェイズによる争奪戦が報じられたが、ここまで希望額に達するチームは現れていないようだ。ブレグマン陣営も長期での大型契約にこだわっているため、キャンプイン目前まで交渉が続いている。
カブスはデビュー前の有望株マット・ショウの三塁起用が有力視され、レギュラーの座が空席となっている。レッドソックスはカージナルスの三塁手ノーラン・アレナドのトレード獲得にも乗り出し、三塁手補強を計画。タイガースは昨季、球団10年ぶりとなるポストシーズン進出を果たし、大物FA選手獲得による戦力アップを目指している。
一方、古巣アストロズは増額オファーの提示も報じられたが、ブレグマンの要求を満たすことはできず、再契約の可能性が低くなっているようだ。積極補強を展開しているブルージェイズもトレード補強への方針転換を明らかにしており、争奪戦からの撤退が濃厚となっている。
ブレグマンは2015年のドラフトで球団1巡目指名を受けてアストロズに入団し、翌2016年にMLBデビュー。2017年、2022年と2度のワールドシリーズ制覇に貢献した。9年目の今季は145試合に出場して打率.260、26本塁打、75打点、OPS.768という成績。アメリカン・リーグの三塁手部門でゴールドグラブ賞を初受賞した。