名古屋グランパスは11日、GK児玉剛が加入することを発表 [写真]=Getty Images 名古屋グランパスは11日、GK児玉剛が加入することを発表した。背番号は『31』を着用することを併せて伝えている。
昨シーズン限りで現役を引退した守護神が、“電撃復帰”となる。1987年12月28日生まれの児玉は現在37歳。京都サンガF.C.のユース出身者は、関西大学を経由してトップチームでプロキャリアを始めた後、愛媛FCやモンテディオ山形で活躍。2019年からFC東京にステップアップすると、ここでは定位置こそ確保できなかったものの、控えGKとして公式戦通算17試合に出場していた。
名古屋グランパスに加入する児玉は、クラブ公式サイトにてコメントを残している。
「このたび、名古屋グランパスに加入することになりました児玉剛です。自分にまだ価値を見出してくれたこのクラブに感謝し、持てる力を全て注ぎ込む覚悟です。グランパスファミリーの皆さま、共に熱く、魂を込めた最高のシーズンにしましょう! よろしくお願いいたします」
児玉が加入する名古屋グランパスだが、開幕を前にGK事情が厳しい模様。7年間に渡って正守護神に君臨したランゲラックの後釜として獲得した、シュミット・ダニエルが右膝内側半月板損傷により戦線離脱している他、今オフに手術を実施した杉本大地は復帰途上。さらに、キャンプでアピールに成功した19歳のピサノアレックス幸冬堀尾もコンディションが芳しくないという。そのため、万全な状態で起用できるのは、最古参の武田洋平に限られていた。