<RISE:VOA>◇11日◇東京・大手町三井ホール
宮迫博之(55=TARGET SHIBUYA)がキックボクシングに初挑戦し、PTA会長の若林元樹(50=トイカツ道場)と2回戦(1分30秒、67・5キロ以下契約)で対戦。2回をフルに戦い抜き、0−3(19−20、18−20が2人)の判定で敗れた。試合後、初勝利を挙げた若林から再戦を求められたが、囲み取材では「今後、また出るとか言ってしまうと出ないといけない」と、やんわりと否定した。
試合後は、高校時代に痛めた両膝の具合が悪かったのか、足を引きずって退場した。囲み取材では「半月板、靱帯(じんたい)を痛めた」と苦笑い。古傷の痛みもあり、練習がままならない時期もあり「思いのほか、ケガがつらい。もうちょっと、期間を考えたい」とも口にした。
キックボクシングへの挑戦については「やってみて、良かった。経験してみないと分からない」と、充実感をにじませた。一方で、40代を越えてから格闘技に挑戦し、経験8年の若林と対戦し「格闘技、なめてるつもりはない。ずっと、やっている方とは違う。自己採点は15点。全然、出せなかった」と反省。「悔しいなんてもんじゃない。平静を保っているけれど、どうにかなりそう。人前では見せたくない」と、悔しさもにじませた。
霜降り明星の粗品(32)からは再三、挑発的な言動を浴びせられているが「粗品…どうでしょう? いろいろあって、むちゃ名前出してくれる。ファンとちゃうか? ファンは殴れない」と笑みを浮かべた。どんどん、台頭する若手芸人に「宮迫あり」を見せたいか? と聞かれると「宮迫あり…はない。30年、お笑い界で、やらせてもらった。もう(お笑い界を)出た人間。僕のことを知ってくれている後輩には、見せたと思う。でも、知らない世代は知らない。世代交代は必要」と即答した。
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では、「自分の今、何を示したいか?」と聞かれると「同世代に見せたい。50代、職種関係なしで。世知辛い世の中ですけど、できますよ」と、同世代に生きざまを示したいと強調。「ニュースにしていただいて、どうなるか。負けて、どうなるか」と、この日の試合の反響を気にしつつも「50代越えても、何でもできますよと言っていきたい。推奨したい。今回は、このチャレンジ」と、新たな挑戦を続けていく考えを示した。
試合後は、出場全選手による記念撮影に臨んだ。中央に行くよう、促されたが、遠慮して2列目左端に、そっと並んだ。そして、他の選手と「宮迫ですッ!」を一緒にやり、笑みを浮かべた。
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