【DeNA】今季初対外試合は完封勝利！井上が特大ソロ含む2打点 ルーキー加藤は猛打賞でアピール 先発・石田裕は3回無失点

■プロ野球　練習試合　中日 0−4 DeNA （11日・Agreスタジアム北谷）

DeNAは中日に今季初の対外試合で完封勝利を飾った。試合は序盤、井上絢登（24）に先制打、加藤響（22）に適時内野安打が飛び出し2点をリード。さらに井上がソロ本塁打を放つなど4点を挙げた。井上、度会隆輝（22）は2安打、加藤は3安打で猛打賞の活躍。投げては先発の石田裕太郎（23）が3回無失点、2番手・庄司陽斗（23）らが無失点リレーで繋いだ。

沖縄・宜野湾で春季キャンプを行っているDeNAはこの試合が今季初の対外試合となった。先発マウンドに上がったプロ2年目の石田裕は1年目で4勝をマーク。スタメンには2番にソフトバンクから移籍した三森大貴（25）、5番に昨秋のドラフト3位、加藤が名を連ねた。昨季リーグ3位からの“下剋上”で26年ぶりの日本一に輝いたDeNAだが今季は1998年以来27年ぶりのリーグ優勝、日本一連覇を目指す。

打線は1回、中日の先発・松木平優太（21）に対し先頭の梶原昂希（25）が2球目を振り抜きライトの頭を越す二塁打を放ち出塁。2番・三森、3番・井上は倒れるも2死三塁と先制にチャンスを迎えた。しかし4番・松尾汐恩（20）は三ゴロに打ち取られ無得点に終わった。

その裏、石田裕の立ち上がりは1番・上林誠知（29）を遊飛に打ち取るも2番・村松開人（24）に中安打を放たれ出塁を許した。しかし直後に盗塁を試みた村松をキャッチャーの松尾が好送球で阻止。2死走者無しから3番・福永裕基（28）に中安打、4番・石川昂弥（23）に四球を与えるも5番・ボスラー（31）から空振り三振を奪い無失点に抑えた。

3回表、2死三塁とすると3番・井上がカウント1ー1からレフトへの適時打を放ち先制に成功した。さらに4番・松尾も左安打で続くと5番・加藤にサードへの適時内野安打が飛び出し2点目を奪った。

石田裕は3回まで走者を背負いながらも得点を許さず、61球を投げ抜き4安打、3三振、3四球でマウンドを降りた。4回裏からは2番手で庄司が登板。力強い球を投げ込み相手打線にチャンスを作らせず。

中盤6回表、中日の3番手・岡田俊哉（33）に対し5番・加藤が中安打、6番・蝦名達夫（27）に左安打を放ち出塁すると8番・京田陽太（30）のセンターへの適時打で3点目を挙げた。

終盤に入った7回表、1死走者無しから3番・井上にライトスタンドに飛び込むソロ本塁打が飛び出し4点目を挙げた。

7回裏は4番手・松本凌人（23）がマウンドへ上がり3番・津田啓史（22）に中二塁打を放たれるも後続を抑え無失点。8回、9回は5番手・宮城滝太（24）が無失点に切り抜け試合終了。DeNAは今季初となった対外試合で見事勝利を収めた。