<フィギュアスケート:冬季アジア大会>◇11日◇中国・ハルビン◇男子ショートプログラム(SP)
【ハルビン(中国)=竹本穂乃加】昨年末の全日本選手権を初優勝した鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)がSPに臨み、103・81点で首位発進した。「今日の朝の練習から落ち着いてできたかなと思います。その落ち着いた気持ちが、本番にもつながりました」と声を弾ませた。
「The Sound of Silence」の静かな曲調に乗せ、冒頭で軽やかに4回転−3回転の連続トーループを着氷。4回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半)も危なげなく降りた。今季前半は空中で回転がほどけるミスが目立ったが、この日は安定した演技を披露。2位のチャ・ジュンファン(韓国)に9・72点差をつけた。
1月のFISU冬季ワールドユニバーシティゲームズで記録した106・82点には届かなかったが「ショートは前大会に続いてだいぶ安定感が増している」と手応えを口にした。
13日のフリーではサルコー、トーループ、フリップの4回転ジャンプに加え、前回大会に続いて大技4回転ルッツを投入する。初成功の期待もかかるが「まずは他の4回転をしっかり成功させたい」と気を引き締めた。
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鍵山と同じく3月の世界選手権代表の佐藤駿(21=エームサービス/明治大)は、4回転トーループ、3回転半で転倒し、70・02点で5位発進となった。
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