昨年12月に「おじさんパーカー騒動」で炎上したコラムニストで脚本家の妹尾ユウカ氏(27)が12日までにX(旧ツイッター)を更新。出産をめぐる意見の対立について言及した。
少子化が進む中、晩婚化や育児支援体制の問題などもからみ、SNS上でも子どもをもつ、もたないことに関する議論は繰り返されているが、娘を育てる母でもある妹尾氏は「子供を産まない選択は自由だけど、ずっと独身で子供を持たないつもりならば、きっと老後は誰かが産んだ他人の助けを大きく借りて生きていくことになるよね」と、子どもを産まない選択をする人について言及。「それなのに、『産まない』という選択をする人が『産む』という選択をする人とわざわざ対立するような構図を作っているのはなぜ?」と疑問を投げかけた。
この投稿は12日午前11時現在までに閲覧数が600万件を超えるなど話題に。続く投稿では、一部Xユーザーの疑問に回答するかたちで「後に自分の子どもに面倒を見てもらうかどうかはそれぞれとして、そもそも社会全体が『誰かが産み育てた人』によって支えられているわけですよね。病院、介護、インフラ、行政サービスなど老後に限らず、生きている限り私たちは誰かの労働力に依存している。つまり、産まない選択をする人も、結局は産んだ人たちが育てた他人の手を借りなければ生きていけないわけですから、産む選択をした人を敵視したり、対立構造を作ることってすごく無駄で矛盾していると思わない? という話です」とあらためて真意を説明した。
一連の投稿に、Xユーザーからは「対立するつもりはないんですが、ひとつ気づいてほしいのは、産んだ方のお子さんの義務教育費、無料の医療費、各種手当は、産まなかった人からの助けもあって成り立ってます。産まなかった人は扶養控除もないので、その分国に納めてます。産まなかった人が一方的に老後助けられてるわけではないです」「同じ考えですけど子供の医療費や高校無償化は子供のいない人の税金も含まれています みんなが子供産んだら子供の医療費は無償化にはならないでしょう 見えないところでいろいろな人が助け合ってるものですよ」「子供作らない、産まないはたしかに個人の自由。でも産む人を応援はしても批判してはいけませんよね。人は誰かの助けで必ず生きていて、自分自身も周りの人達も親が子供を産んで育てたからこそ存在していて、選択の権利も与えてもらっていることを忘れてはいけません」などとさまざまな意見が寄せられた。
妹尾氏はYoutubeチャンネル「新R25チャンネル」内で「40近くになってパーカーとか着てるおじさんって結構おかしいと思うんですよ」などと主張。これに対し、ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏や、「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏をはじめ、SNS上には批判や異論の声が多数あがり、話題となった。
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