![](https://news-image.mixi.net/article/100/100_20250212_16125410_001.jpg)
【写真】河合優実のコロコロ変わる表情がクセになる! 映画『ナミビアの砂漠』場面カット
大島渚賞は、映画の未来を拓き、世界へ羽ばたこうとする、若くて新しい才能に対して贈られる賞。かつて、大島監督が高い志を持って世界に挑戦していったように、それに続く次世代の監督を、期待と称賛を込めて顕彰する。
山中監督は、19歳で初監督した『あみこ』がPFFアワード2017に入選した後、ベルリン国際映画祭をはじめ、多数の海外映画祭で上映され、日本女性のイメージを覆す斬新な主人公のキャラクターが注目を浴びた。「大島渚賞」の初代審査員長を務めた故・坂本龍一氏も、ニューヨークの映画祭で『あみこ』を鑑賞し、当時から才能を絶賛していた。
対象作品となった『ナミビアの砂漠』は、第77回カンヌ映画祭監督週間に出品され、女性監督として史上最年少となる国際映画批評家連盟賞を受賞した話題作。本作に対し、審査員長を務める黒沢清監督からは「嵐のごとく怒り狂った果てに、彼女はふと正解をつかんだようだ」とコメントが寄せられた。
今回の受賞者決定に伴い、3月16日に東京・丸ビルホールで記念上映会が開催される。毎年、受賞監督作品と共に大島渚監督作品が上映されるが、今年は『ナミビアの砂漠』と、山中監督が大ファンでもある大島監督史上最大の問題作『愛のコリーダ』の上映が決定。1976年、2024年にそれぞれカンヌ映画祭監督週間で初上映されたという共通点を持ち、自分に正直に生きる女性を描いた2作品が同時上映されることとなった。さらに当日は、山中瑶子監督(ビデオトーク)、審査員長の黒沢清監督、そして『愛のコリーダ』主演の藤竜也のトークが予定されている。
|
|