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元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が12日、カンテレの情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(月〜金曜午後1時50分)に出演。昨年11月の兵庫県知事選で再選された斎藤元彦知事が、PR会社に金銭を支払ったのは買収、被買収に当たるとして刑事告発された問題で、斎藤氏に苦言を呈した。
兵庫県警は7日、公選法違反容疑でPR会社側の関係先などを家宅捜索した。斎藤氏は報道陣の取材に「公選法に違反することはしていないとの認識に変わりない」と述べ、要請があれば捜査に協力する考えを示した。
橋下氏は「斎藤さんの特徴で、僕はもうずっと言い続けてきてるんですけど、斎藤さんは『法律に違反していなければ良い』って、一貫してそれなんです」とぴしゃり。
自身も大阪府知事、市長を歴任しただけに「政策面はガンガンいく。コメンテーターとかとケンカしますけど、自分の不祥事関係とか行動が法律違反になるかどうかってのは、法律違反のだいぶ手前で止めとく。僕は8年間、政治やってきたけど、関係者が家宅捜索受けたなんてないですから。公職選挙法違反って怖いから。斎藤さんみたいなこと、絶対しません」と疑問視した。
橋下氏はかねて、斎藤氏をめぐる告発文書問題で、告発した元県民局長への処分を疑問視してきたが、「斎藤さんは『法律に違反しません。処分は正しかった』って言うんだけど、公益通報と処分が一緒くたに見られそうだから止めます、そんな処分なんていうのは。手前で辞めるのが本来の権力者の態度、振る舞いなんだけど、斎藤さんの特徴としては、『法律違反じゃなければいい』とギリギリのふちまで来ちゃってるからこうなってる」と語った。
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一方で、橋下氏は、斎藤氏を刑事告発した上脇博之神戸学院大教授と郷原信郎弁護士が、PR会社社長に寛大な処分と起訴猶予を希望する上申書を提出したことについて「刑事責任を追求しているのに、起訴猶予してくれ、寛大な処分にしてくれって矛盾している」と指摘。「法律上、上申書が違反しているわけではないが、刑事手続き上、ものすごい問題です。自白を取るときに利益を与えて、寛大な処分をするからとか起訴猶予にするからしゃべってよって絶対、言っちゃいけない」と問題視していた。
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