トップアイドルの明かす意外な顔のコンプレックスとは?悩みを解消して“すっぴん→アイドル顔”のメイクテクも披露

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2025年02月12日 16:00  女子SPA!

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芸能人の起き抜け顔、「メイク前です」発言。素朴だけどさすがに可愛い、罪のないあざとさに羨望がやみません。

でも『メイクで見つける可愛いの法則』(宝島社)の著者、現役トップアイドルの柏木由紀さんは違います。

◆ゆきりんは全女子の味方だった

「そうだよねぇ、ありがとう!」と涙ながらに抱きつきたくなる説得力のあるすっぴん。いえ、当然可愛いのですが、地に足の着いたすっぴん感があるのです。

そこから完璧なアイドルオーラをまとうまで、さまざまなメイクテクが本書には詰まっています。

YouTube「ゆきりんワールド」は登録者数60万人超、コスメブランドupink(ユーピンク)のプロデューサーとしても大活躍。男性はもちろん女性にも圧倒的人気を誇る柏木さんが目指すのは、「いつでもごきげんな人」。

アイドルだって時にはニキビができ、肌荒れもします。でも、うつむいていては今日という日がもったいない。前向きフルスロットルな、柏木さんのメイクを教えてもらいましょう。

◆コンプレックスを解消しよう

肌、骨格、目鼻立ち。全部違ってみんないい、というのはわかっているものの、鏡を見るたびにため息。コンプレックスは全人類平等にあり、柏木さんも同じです。「面長が気になる」「鼻を小さく細く見せたい」という悩みをもとに、柏木さんはメイクを研究しました。

どんなに洗顔を頑張ってもたちうちできない鼻の毛穴。間違いなく顔の悩みトップ3に入る「いちご鼻」こそ、メイクに頼るべき筆頭です。「いちご鼻の解消メイク」で、本書の掲げるポイントは3つ。

「毛穴の凹凸に埋め込むように毛穴カバー下地を塗る」
「ファンデやコントロールカラーを薄く重ねて、追いカバー!」
「厚塗りするとヨレの原因になるのですべて少量に!」

コツは、指を左右上下にまんべんなくこまめに動かす。鼻の天辺は指をくるくる滑らせる。ファンデは指でトントンと軽く叩きこむ。すべての動作はていねいに、が鉄則です。

◆自分へ、そしてメイクへの限りない愛情

鼻は顔の中心で、唯一立体感のあるパーツ。鼻の印象で顔全体のイメージが決まるといっても過言ではありません。次なる鼻攻略法は「骨格を美しく見せるメイク」。3つのポイントはこちら。

「鼻筋にハイライトを入れて光の効果で高く見せる」
「鼻筋以外はシェーディングで影をつくり彫を深く見せる」
「ハイライトはラメが入っていない仕上がりが自然な白を選ぶ」

鼻にコンプレックスがある方は多いのではないでしょうか。しかも鼻のメイクって難しいという先入観がありますよね。とはいえ、ハイライトやシェーディング使いでここまで変化する鼻を見てしまうと、正直「やらねば!」と気合が入ります。

特に「鼻先にV字にシェーディングを入れる」「アイブローパウダーの濃い色を細筆に取り、V字に入れたところに点で置き、濃い影をつくる」など、自身の顔立ちとメイクアイテムの特性を熟知していなければ、到底できないのです。

コンプレックスを毛嫌いせず、どうにか生かす方向へ持っていく。柏木さんには自身への愛と、メイクへの絶対的な信頼があるのではないでしょうか。

◆気を抜きたい時のメイクは?

いつでもきちんとメイクしたいのはやまやま、でも時間がない時もあれば、外出しないからいいか、と気を抜きたい時もあります。メイクのオンオフ、柏木さんはどうしているのかというと。

「肌はつくりこみたいから、アイメイクで時間短縮」。どうしても譲れない部分を最優先しています、とのことで、「肌づくりと眉は必須」なのだとか。

とりわけ年齢を重ねると、肌の色味で体調や老け具合がにじみ出てしまいますから、ベースメイクは心がけたほうがいいかもしれませんね。

◆小技メイクが大きな魔法に変わる

「コスメの色を選ぶとき、ブルベ、イエベって気にしてる?」と迷う方もわりといるのでは。柏木さんは「あくまで参考程度。髪や服の色に合わせたほうが◎」。

イエベ、ブルベの判断も素人目には曖昧(あいまい)ですし、自分の目って案外あてにならないもの。それよりもテスターで確認して純粋に「好き」「似合う」と感じたものを選ぶのが正解ではないでしょうか。

大切なのは世間にはびこる情報ではなく、トライ&エラーを重ねてたどり着いた、自分の魅力を引き出すメイク。「『メイク』はもっと可愛くなれる“魔法”みたいなものだと思います」と柏木さんが語るように、メイクアイテムを手にしたらもう、私達には可愛くなれる資格を得たも同然なのです。あとはメイクを自分だけの魔法にするだけ。

本書には、メイクアイテムからスキンケアアイテムまで、柏木さんの愛用品も掲載されています。プチプラコスメも紹介されていて、入手しやすいのもうれしいのです。

今回ご紹介したメイクテクはごくごく一部だけ。本書には、さすがアイドルといった裏技がいっぱい。自分をハッピーにするために、私達もメイクの力を最大限に生かしてみませんか。

<文/森美樹>

【森美樹】
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx

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