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<フィギュアスケート:冬季アジア大会>◇12日◇中国・ハルビン◇アイスダンス・フリーダンス(FD)
【ハルビン(中国)=竹本穂乃加】リズムダンス(RD)首位の「うたまさ」こと吉田唄菜(21)森田真沙也(21)組(木下アカデミー)がフリーダンス(FD)104・43点の合計173・31点を記録し、国際試合初のタイトルを得た。同種目での日本勢Vは07年渡辺心、木戸章之組以来3大会ぶり。世界選手権(3月24〜30日、米ボストン)へ弾みをつけた。田中梓沙、西山真瑚組(オリエンタルバイオ)は合計163・71点で銅メダルだった。
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曲が鳴りやむと、吉田は森田を見つめて笑った。「ここで金メダルをとることを一つの目標にしていた」。レトロな雰囲気漂うRDと打って変わって、優雅な演技で魅了。これまでの自己最高103・27点を上回る完成度で、同種目日本勢2組目となる金に輝いた。
昨年末の全日本選手権に続いてアジアを制覇。それでも、2人は「たくさん課題があった」と声をそろえる。終盤のステップシークエンスで動きが小さくなるなど理想を再現できず。そろって「悔しい」と漏らした。
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シーズン終盤戦は、1週間後の4大陸選手権に、26年ミラノ・コルティナ五輪での枠取りが懸かる世界選手権と続く。森田は「課題が見つかったのは伸びしろ。金メダルは自信になるので、今後に生かしていく」ときっぱり。タイトルを得た自信と課題を手土産に、着実に上積みしていく。
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