カニエ・ウエストとビアンカ・センソリさん 今月2日(現地時間)、世界で最も権威ある音楽賞の一つ、米グラミー賞のレッドカーペットに登場した人気ラッパーのイェことカニエ・ウエストと妻のビアンカ・センソリさん。多数のカメラが並ぶ前で、ビアンカ夫人が“中が丸見え状態”のシースルードレスを披露し、大きな物議を醸している。日本移住に向け準備を進めていると報じられているカニエだが、この騒動によって東京ドーム公演の開催が危ぶまれているとの情報も……。
さらにここ最近、Xで差別的な発言を繰り返しているうえ、「妻を支配している」などと投稿し、波紋が広がっている。
◆「私はナチス」「妻を支配」と暴言連発
世間からの風当たりが強まるなか、カニエは7日、X(旧ツイッター)上で怒りの投稿を連発。批判に反論すると同時に、「私はナチスだ」などと書き込み、ユダヤ人コミュニティへの攻撃的なコメントを繰り返した。
またビアンカ夫人についても触れ、「私は妻を支配している」「レッドカーペットの衣装は彼女の意思だったと世間は思っているだろう。そうだ俺は彼女がやりたくないことを無理にやらせたりしない。けど、俺が認めなければ、妻があんな格好をすることは絶対できなかった」と断言した。
これらの投稿はのちに削除されたものの大きな波紋を呼び、その後も問題発言が続いたことから、10日以降はカニエのX(旧ツイッター)が見られない状態に。またニューヨーク・ポスト紙などの現地メディアは「カニエが芸能エージェンシー33&Westから契約を解除された」とも伝えている。
◆ビアンカ夫人主演の“挑発的な映画”を日本で撮影?!
グラミー賞のレッドカーペットで毛皮のコートを脱ぎ捨て、“ほぼ裸”という衝撃的な姿をさらしたビアンカさん。けれども当日の彼女の様子を見て、「カニエにやらされている感が強い」という印象を抱いた人が多く、そういう状況に置かれた彼女を心配する声も少なくない。
カップルの広報担当者は10日、米メディア『The Hollywood Reporter』に対し、「ビアンカが虐待されているという憶測は滑稽でばかばかしいもの」とのコメントを発表した。しかし、カニエが元妻のキム・カーダシアンをはじめ、自分のパートナーに露出度の高い服を着させて、人前でさらす行為は過去にもあったといわれている。
そんな彼の欲求を満たすべく新たなプロジェクトも進行中だという。英デイリー・メール紙が報じたところによると、カニエやその友人たちと共同製作する挑発的な新作で、ビアンカさんが映画デビューを果たすという。
一部は日本で撮影されたと伝えられているが、どのような場所でどういったシーンが撮影されたのか、映画の詳細はまだ明らかになっていない。ある関係者は、こう語っている。
「ビアンカは現在、フィクションのアート映画を撮影しています」
「カニエは出演していませんが、作品に参加しています。これは、ビアンカとカニエの周りの人々の総意から生まれたオリジナルのアイデアです」
「彼女が主演であり、唯一の主役です」
また、映画は主に女性キャストで構成され、「裸になることを恥じるのは人間にとって自然なことではない」、「猥褻(わいせつ)というのは心の中にしか存在しない」というメッセージが込められているという。
◆「完全に日本を見誤っている」と関係者
前々から大の親日家で知られるカニエ。昨年秋ごろには、「妻と離婚して、日本移住を計画している」と報じられた。どうやら離婚はしなかったようだが、実際のところ、昨年の大半を日本のホテルで暮らしていたそう。
都内では、ビアンカさんや前妻キムとの子供たちと一緒にいるところがたびたび目撃されていた。またカニエ率いるアパレルブランド「YEEZY」が東京オフィスのスタッフを募集しているとも報じられていた。
日本移住に向け着々と準備を進めているようにみえていたが、グラミー賞での一件により、日本で2000万ドル(約31億円)の契約を失ったという。ある関係者はデイリー・メールにこう語っている。
「カニエは、自分に巡ってくるすべてのチャンスを台無しにしています。この大胆な行為は想像を絶するほど不気味なもので、日本では恐怖をもって迎えられています」
公式な発表はされていなかったものの、5月に2公演が予定されていたという東京ドームでのコンサート。けれども今回の騒動で、日本のイベント主催者は考えを改めたと言われている。
「日本は女性の権利に関する文化的な目覚めを迎えており、MeToo運動がとても盛んです。彼がしたことは、強制的な支配行為と見なされており、まったく受け入れられない。彼は文化的に完全に日本を見誤っています」
「コンサートを支援している日本の投資家たちは、この件で非常に動揺しています。彼らが公演の資金を引き上げる可能性は高いですね」
◆自閉症と診断された
先日ポッドキャスト番組に出演した際、日本が好きな理由について、「寺が大好きなんだ。人々がすごく礼儀正しいところも好きだ」と熱く語っていたカニエ。たとえ東京ドーム公演ができなくても、日本を活動拠点にする可能性は低くなさそう。
ただ健康面で気になる情報も。先週、ポッドキャスト番組の中で「医師から自閉症と診断された」ことを明らかにした。
かつて元妻のキムは、カニエの奇行について「彼は(気分が躁状態とうつ状態を繰り返す)双極性障害を患っている」とSNSで釈明し、「思いやりと共感を持ってほしい」と世間に訴えたこともあった。双極性障害にせよ、自閉症にせよ、心身に不調を抱えているのであれば、カニエ本人と常にそばにいるパートナーは、まず適切なケアを受ける必要があるような気がするが……。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>