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![上手な断り方とは?職場・友達・恋愛別に解説<例文付き>](https://cdn.zexy.net/contents/lovenews/article/images/zexy_news_20250213/20250213.jpg)
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どんな関係であれ、せっかくのお誘いを断る時には気を使うもの。当たり障りない断り方で相手を傷つけないようにしたいと考えることは自然です。この記事では断る時のポイント、断るのが苦手な人の心理、交友関係や職場でよくあるシチュエーション別に断り方の例文を紹介。幅広い分野の人間関係や心理学に詳しい小日向るり子さんに上手な断り方のコツを聞きました。
上手な断り方とは?
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上手な断り方とは、「自他ともに不快な思いをせず、事実をわかりやすく伝えること」です。
何かを頼まれたり誘われたりした時は、今後の関係を考えて相手に気遣いながら、「断る」という拒否の意思を明確に伝えます。
無理をしてまで相手に合わせず、引き受けられないことはきちんと線引きをしましょう。
上手な断り方のポイント5つ
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「上手な断り方」を叶えるために、注意すること、意識したいポイントを紹介します。
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理由を伝える
断る理由があるかないかで相手の納得度が変わってきます。相手がどのような立場であっても、誘いを断る時は理由を添えることが基本です。
場合によっては必ずしも本当の理由でなくても構いません。また、どこまで詳しく理由を伝えるかは、誘われた相手との関係性によって変えてもよいでしょう。
謝罪の言葉を入れる
あなたを誘うために相手は勇気を振り絞って声をかけたのかもしれませんし、頼み事の場合は恐縮した気持ちでお願いしたのかもしれません。
相手の要望を受けることができなくて申し訳ないという気持ちを、きちんと表現するのが断る相手へのマナーです。
感謝の言葉を入れる
自分を誘ってくれた、頼ってくれたということに、まず感謝を伝えるのはコミュニケーションの基本です。
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次回へのフォローの言葉を添える
相手と親しい間柄であっても、誠意を見せる対応を心がけましょう。
誘ったり頼み事をする側としても、断られる可能性を想定しているはずですが、断りの後に、「今回は残念ですが、ぜひまた誘ってください」というフォローのひと言を添えると、断ったことによる関係性の悪化を防ぐことができます。
マイルドな表現を使う
職場などのビジネスの関係であれば、「行けません」と直接的に言うより、「遠慮させていただきます」「欠席とさせていただきます」などと間接的な言い回しが好まれます。
交友関係の場では「難しいかもしれないから、予定を確認してみるね」など、その場では答えずに、時間をおいてから「やっぱりその日は無理そう」と伝える手法もおすすめです。
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【職場編】上手な断わり方・例文集
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前述した断り方のポイントを踏まえて、職場でありがちな誘い・頼まれ事のシーン別に上手な断り方のコツを見ていきましょう。
急な出勤を頼まれた時
「ごめんなさい。その日はすでに用事が入っているのでお引き受けできないです」
仕事関係での頼みであれば、引き受けられない謝罪と、その理由をシンプルに伝えます。理由については詳細まで述べる必要はありません。
急な仕事を頼まれた時
「ごめんなさい、今週は自分の仕事で手いっぱいです。来週の後半あたりなら時間が取れそうですが、いかがでしょう」
日時を変えれば受けられそうな場合は、こちらから条件を出してあげると交渉がスムーズです。
会社の飲み会に誘われた時
「申し訳ございませんが、先約があるため欠席とさせてください。〇〇さんによろしくお伝えください」
忘年会や打ち上げといった社内行事的な飲み会であれば、「申し訳ありませんが欠席でお願いします」という謝罪だけで問題ありません。
しかし、送別会や祝賀会など特定の人を主賓にする飲み会の場合は、その人に対するフォローのひと言を入れるのがベターです。
また、飲み会のドタキャンや返事の先延ばしは、幹事に負担を強いることになるので、行けないのであれば誘われてすぐに断るよう心がけましょう。
【友達編】上手な断わり方・例文集
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親しい交友関係でありがちな誘い・頼まれ事のシーン別に上手な断り方の例文を紹介します。
休日に遊びに誘われた時
「お誘いありがとう!ただその日は家族と予定が入っているので今回は行けないや。来月だと、〇日、〇日、〇日なら空いているから、あなたの都合がつくならどうかな?」
「イベントのお誘いありがとう!でも、私は○○には詳しくないから、せっかくの機会がもったいないので遠慮しようかな。よかったら別の日にランチはどう?私は今月の日曜は空いています」
プライベートを自分と過ごしたいと思ってくれたということに対する感謝と、「謝罪・理由・代替案」の3つを伝えるのが基本の断り方です。
ただし自分が興味のないことに誘われた場合、仲の良い友達であれば用事でごまかさず、自分の気持ちを正直に説明して、理解してもらうのも良好な関係を長く続けるコツです。
何かを貸してと言われた時
「ごめんね、今はもう持っていないんだ」
「うそも方便」ということわざにもあるように、必要とあれば断る際にうそをつくのも有用です。
なお、お金を貸すことはたとえ友人であってもおすすめしません。「ごめん。お金の貸し借りは誰であってもしないと決めているの」と自分のスタンスを伝えて断りましょう。
誰かを紹介してほしいと言われた時
「紹介できる人がいないのでごめんね」
断る罪悪感から「そういう人がいたら紹介するね」などと伝えてしまうと「その後どう?」と聞かれることがあります。
人を紹介する時には多少なりとも信頼と責任が伴うと意識して、適当にあしらわずはっきり断るのが無難です。
【恋愛編】上手な断わり方・例文集
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ここでは、恋愛シーンでありがちなシーン別に、上手な断り方を例文付きで解説します。
デートに誘われた時
「お誘いありがとう。気持ちは嬉しいけれど、実は好きな人がいるのでごめんなさい」
恋愛感情がない人からデートに誘われた時は、やんわりと断るよりハッキリと伝えましょう。
また、いい人であろうとすると結果的に相手を傷つけることも。誘いをかわし続けていると、相手はもて遊ばれているような気持ちになり、負の感情に変わってしまう可能性もあります。
「恋人がいる」「今はふたりきりで会う気持ちではない」などの理由を明示して断りましょう。
告白された時
「私のことを好きだと言ってくれて本当にありがとう。ただ、他に好きな人がいるのでお付き合いすることはできません。ごめんなさい。でも、○○さんには絶対幸せになってほしいです」
告白はとても勇気が要ることなので、真剣な気持ちに誠実に対応し、自分のことを好きになってくれたことへの感謝を伝えましょう。
その後にお断りと理由を伝えて、最後に相手の幸せを願う言葉をつけると丁寧です。
家に行きたいと言われた時
「他人を自分の家には入れない主義なので、ごめんなさい」
プライベートを共有したくない時は、最初にはっきりと断りの言葉を伝えることが大切です。
理由を聞かれた時に「家が散らかっているから」と言ってしまうと、「汚くても構わない」「片付けるまで外で待ってる」などと粘られてしまう可能性があります。
同様に「家に来ない?」と言われた時も、「家族や恋人以外の人の家には行かないので」という毅然(きぜん)とした態度で押し通しましょう。
断るのが苦手なのはなぜ?嫌でも断れない人の心理
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相手からの誘いや頼みを断るという行動をためらう人も多いでしょう。なぜ断るのを苦手と思うのか、心理的な理由を解説します。
嫌われたくない
本心に反しても、「人から嫌われたくない」という気持ちが強いと、断れない人になってしまいます。「自分が断ることで相手を不快にさせて嫌われたらどうしよう」という迷いから、断ることのハードルを高く感じるのです。
一人になるのが怖い
一人でいることを恐れる寂しがり屋の人は、「一度断ったらもう誘ってもらえないかもしれない」という恐怖心から断ることができなくなります。
また、恋愛においても望んでいなくても断ることができず、恋人でない人を家にあげたり、好きでない人とデートしたりすることもあるでしょう。
相手の期待に応えたい
相手のことを考えられるのは長所ではあるのですが、それゆえ「断ったら申し訳ない」「せっかく誘ってくれたのだから」という気持ちが行き過ぎると、自分を犠牲にしても相手を優先することがあります。
断ることは、相手を否定することとイコールではない
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「断って相手を傷つけたくない」という悩みは、相手を気遣う優しさゆえの感情です。しかし、相手に合わせるために断らないという選択で、自分を犠牲にして苦しむ必要はありません。自分を大切にできてこそ、他人を尊重することができるのだということを忘れずにいたいですね。
また、縁が続く人とは、一度や二度相手の頼みや誘いを断ったとしても良い関係が続くもの。断ったことで去っていく相手であれば、自分と縁がなかったと割り切る潔さも時には必要です。断ることは相手のすべてを否定するわけではないという意識を持って、怖がり過ぎず「断っても大丈夫」とポジティブに捉えていきましょう。
取材・文/みつり
【監修】
小日向るり子さん
「カウンセリングスペースフィールマインド」代表。心理カウンセラー。一般社団法人 日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。JAAアロマコーディネーター。恋愛、人間関係、メンタルヘルスなど多くの悩みにカウンセリングを行っている。恋愛や心理系コラムの執筆やメディア出演、監修も多数行う。2024年4月までの相談件数は約6000件を超える。
オフィシャルサイト:http://feel-mind.net/