『おむすび』現役医師が苦言「理不尽なパワハラ」 叱責シーンに疑問の声【ネタバレあり】

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2025年02月14日 11:06  ORICON NEWS

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連続テレビ小説『おむすび』の場面カット(C)NHK
 俳優の橋本環奈が主演を務める、連続テレビ小説『おむすび』(月〜土 前8:00 NHK総合 ※土曜日は1週間の振り返り/月〜金 前 7:30 NHK BS、BSプレミアム4K)の第95回が、14日に放送された。以下、ネタバレを含みます。

【写真】理不尽なパワハラ?ネット注目の”叱責シーン”

 今作は、“どんな困難も明るくたくましく乗り越える”をモットーとする平成時代のギャルが、人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を“食の知識とコミュ力”で解決しながら、目には見えない大切なもの(縁・人・時代)を次々とむすんでいく、平成青春グラフィティー。

 第95回は、結(橋本環奈)は、勝手に退院しようとする低栄養の患者・曽根麻利絵(桧山ありす)の病室に行き、このまま退院したら一生後悔すると言う。それに対し麻利絵は、後悔ならとっくにしていて、子どもの頃母の料理を無理して食べたからやせにくくなったと反論する。一方、神戸の聖人(北村有起哉)は、郵便物から人間ドックの結果通知が来てるのを見る…というストーリーだった。

 結が担当していた糖尿病患者の八重子は、無事に退院したものの、数日後に嘔吐と激しい腹痛を訴えて緊急搬送される。膵臓に腫瘍があったことが判明し、蒲田(中村アン)が緊急手術を行った。

 手術の成功に安堵する結に対し、蒲田は「ちゃんと検査していれば、こうなる前に膵臓の病変に気付けたはず。だから見逃した担当医と看護師、ちびるほど説教しておいた。米田も食事療法していて、何も気付かなかったの?」と叱責するシーンが描かれた。

 一連のシーンは、ネット上で多くの反響を呼び、SNS上では一時「膵臓の腫瘍」がトレンド入り。血液内科医の中村幸嗣氏も「はっきり言うけど、膵臓腫瘍由来の糖尿病悪化、食事療法だけで改善する事はほとんどない また外科医が緊急手術後直接主治医、看護師を責める事は理不尽なパワハラ 超音波検査で異常なければなおさら まして管理栄養士が責められる事は? 緊急ではない膵腫瘍手術もかなり大変 シナリオ?」と苦言を呈している。

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