初めての「猫との暮らし」　王子様気質の子猫に家族全員がメロメロに…17年をともにした今、思うこと

サバトラの男の子「トム」くんは、今から17年前、X（旧Twitter）ユーザー・4匹の猫のママさん（@30e9W9jTHpqeyUV）家族の一員になりました。息子さんの友人がそのご縁をつないでくれたといいます。詳しいお話を伺いました。

初めてお迎えした子猫

飼い主さん一家がトムくんと出会ったのは、2007年4月のこと。当時、「猫と暮らしたい」と考えていた飼い主さんは、長男の友人宅で生まれた子猫を1匹譲り受けることにしました。こうして生後2カ月のトムくんが家族の一員となったのです。

「トムは、我が家にとって初めて一緒に暮らす猫でした。夫も私も、当時まだ小学生だった息子たちもトムにメロメロになったのです。家族みんなに愛情を注がれて、すくすくと成長しました」

小さなトムくんは、家族の生活に新しい喜びをもたらしました。

トムくんは、10年ほど“ひとりっ子”として過ごして来ました。その後、キジ白の「ミニ」くん、黒猫の「クロ」くん、三毛猫の「ハナ」ちゃんが家族に。生活は、とてもにぎやかになりました。

飼い主さんによると、トムくんは猫が苦手な様子なのだとか。ほかのきょうだいと喧嘩をすることはありませんが、ひとりでゆったりと過ごすほうが好きなようです。

トムくんがご機嫌なときは、飼い主さんもご機嫌になるといいます。トムくんのひととなりについて、こう教えてくれました。

「トムは、ワガママで王子様気質な男の子です。何をしてもかわいらしくてたまりません」

トムくんは、飼い主さんにとって宝物のような存在なのです。

年齢を重ねた今、トムくんの生活はスローペースになりました。

「毎日、合計22時間くらい寝ていて、起きている時間のほうが少なくなりました。それでも朝は、ほかの3匹の猫のなかで一番早起きです」

「穏やかに毛づくろいしてるトムを見ていると心が洗われます」と自身のXにつづり、トムくんのことを温かい目で見守っている飼い主さん。最後に、トムくんへの思いを次のように語ってくれました。

「トムは、もうすぐ18歳になります。まだまだ健康で、長生きしてほしいです」

トムくんと飼い主さん家族は、愛情を交わしながら歩んできました。その絆は強く結ばれ、これからも深まっていくことでしょう。

（まいどなニュース特約・梨木香奈）