※写真はイメージです。過去5万本の記事より大反響だった話をピックアップ!(初公開2024年1月3日 記事は取材時の状況) * * *
繁華街のラブホテルは日夜、恋人同士はもちろん、ムラムラした男性と“デリバリーされるお姉さん”で賑わう。元キャバ嬢で現在は“デリバリーされるお姉さん”として働く金澤うみさん(26歳・仮名)は、先日プライベートで彼氏と行ったラブホで、とんでもないハプニングがあったという。
◆仕事でよく使うラブホに彼氏と行ってみたら…
「バイトしていたキャバクラがコロナ禍で閉店しちゃって、どうしてもカード代が払えない月があったんです。それで致し方なく“デリ”の仕事を始めたんですが、働いてみたら意外と性に合っていて、そこからダラダラ続けています(笑)」
そこは都内屈指の高級店で、常連客はお金持ちの紳士が多いという。
「無理なプレイも言ってこないし、よく使われているホテルもキレイなところばかり。ぜんぜん苦じゃないから、連勤したこともありました」
そんな彼女だが、ふだんのデートはお家でお泊りが基本だったが、彼氏が急に「ここに行ってみたいんだよね」と、ホテルのホームページを見せてきた。URLを開いてみると……。
「私がデリでよく行くラブホだったんです。そこそこ高いし、ラグジュアリーなので普通のカップルだと記念日とかに行くような感じ。もう全ての部屋のパターンを知っているし、“新鮮なリアクションができなさそう”と思いましたが、彼はすごく行きたいみたいなので了承しました」
◆信じられないハプニングが続出
食事を済ませてから、いざホテルへ。しかし入った瞬間から、うみさんの彼氏は困惑していたという。
「慣れていないんですよね。普通のビジネスホテルとは勝手が違うから、どうしていいのかわからなかったんでしょう」
うみさんはそんな彼氏を黙って見ていた。
「私が料金の支払いとかをスマートにやったらおかしいですからね(笑)。彼に『ここで待ってて』と言われたソファに座ってました。そしたら顔見知りの従業員が、たまたま私の前を通ったんです」
従業員は微笑しながら小声で「お疲れ様、今から?」と聞いてきた。うみさんは会釈した。
「そのタイミングで彼氏が部屋のキーを持って、私のところにやってきたんです。従業員を怪訝な目で見ていました。そこから部屋にいくまでの間、『知り合いなわけないよね?』『なんで話しかけてきたの?』と質問攻め。『何か困ってることないか聞かれただけだよ』で通しましたが……」
彼は腑に落ちなさそうな顔をしていたが、一応は納得してくれたそうだ。エレベーターが到着し、ドアが開いた瞬間うみさんは青ざめた。
◆まさかの常連客と遭遇!
「今度はまさかの常連客にバッティング! 私の在籍している店でいちばんの太客です。もう血の気が引きました。“何も言うなよ”という意味で、強い目で一瞥したのですが、何を思ったのか、逆にしつこくアイコンタクトをとってきたんです」
そのアイコンタクトは、うみさんだけではなく彼氏にもバッチリ見られていたようだ。
「部屋に入るなり『あの金持ちそうなおっさんなに? 知り合い?』と聞いてきたんです。もちろん『知らないよ!』って。ただ、あまりに不自然で、彼は信じてくれなくて、せっかくのホテルなのに、それどころじゃなくなりました」
「浮気してるのか?」と疑ってくる彼に、「絶対に違う」と否定するうみさん。2人の話し合いは平行線……。
◆彼氏には絶対バレたくない
「いちかばちかキレてみたんです。『変な言いがかりをつけられてウザい! もう帰る!』って。そしたら、彼も驚いて謝ってきました。たぶん納得はしていないけど、“怒るってことは本当に何もないのかも”と思ってくれたのかもしれません。そのあとは仲直りの意味でいつもよりサービスしてあげました(笑)」
うみさんは何より「仕事のことがバレなくてよかった」と繰り返す。
「彼氏は水商売全般に偏見があって、私が元キャバ嬢なのもすごく嫌がってたんでデリで働いてるなんてバレたら大変。浮気してなくてもどうなることか……」
この事件以降、彼氏には「ラブホは二度と行きたくない」と言って通しているんだとか。「彼と別れる気はないし、デリを辞める気もありませーん」とのことだ。
<取材・文/吉沢さりぃ>
【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720