
【写真】福地桃子が上海公演・千尋役に! 舞台『千と千尋の神隠し』上海公演ポスター
舞台『千と千尋の神隠し』は、10歳の少女・千尋が神々の世界に迷い込み、豚の姿に変えられてしまった両親を救うために懸命に働き、生きる力を呼び覚ます姿を描いた宮崎駿監督による大ヒットアニメーション映画をもとに、2022年に東宝創立90周年記念公演として初の舞台化がなされた作品。
2022年3月に世界初演として帝国劇場にて開幕し、2024年公演は、3月に帝劇で開幕し、4月から6月にかけ国内ツアーを上演、並行してカンパニーが渡英し、4月〜8月にロンドン・コロシアムで上演(135公演)。ロンドン公演は、日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模、また東宝株式会社主催公演としても史上初の試みとなり、ウェストエンド最大級となる客席数約2300席を連日満席にし、約30万人を動員した。
今年7月からは中国・上海文化広場で上演。主要施設がすべて地下にあるのが特徴で、地下型の劇場としては世界最大の規模を誇る劇場。席数は1949席で、主に国内外の演劇やミュージカル、バレエなどが上演されている。今回の上海公演は、日本人キャストによる日本語での中国上演としては演劇史上最大規模となる。
東宝演劇の海外上演は、これまでも多数あり、現地キャスト・現地語上演の形で行ってきた。1972年にロンドン、1973年にロサンゼルスにてミュージカル『風と共に去りぬ』(作:菊田一夫、原題:スカーレット)が上演され、その後も『ローマの休日』『マリー・アントワネット』『レディ・ベス』『四月は君の嘘』が韓国などの現地プロダクションで上演されているが、日本上演時のプロダクションが、ロンドンに続き、中国において日本語による演劇を上演することは、東宝としても初挑戦となる。
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橋本は「この度『千と千尋の神隠し』の舞台を中国の皆様にお届けできる事、とても光栄に思います。この物語は、異世界に迷い込んだ千尋が困難を乗り越えながら生きる力を呼び醒ます姿が描かれています。私自身、舞台上で千尋として歩む気持ちでこの役に向き合って参ります」と意気込みを。
そして「世界中で愛されている今作を中国の皆様にお届けできることを今からとても楽しみにしております。作品の持つ魔法のような魅力や、心に響くメッセージを、ぜひ劇場で感じていただけたら嬉しいです。中国の舞台でお会いできることを心から楽しみにしています!」とメッセージを送った。
福地は「舞台『千と千尋の神隠し』中国での上演が決定し、とても嬉しく身が引き締まる思いです。私自身たくさんの愛をもらったこの作品と共に、多くの方と再び交流が出来ることがほんとうに光栄な事だと感じております」とコメント。
「ロンドン公演の際に日本の言葉や文化が好きだということを伝えてくださる現地の方が多くいた事が、心をとてもあたたかくしてくれました。毎公演、カンパニーの皆さん、そしてご来場下さるお客さまも含めて、色々な組み合わせが生まれていきます。新鮮な風をたっぷり、大切に抱きしめて、千尋という役に精一杯向き合って参りたいと思います」と意気込んでいる。
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なお、チケットの一般発売は、2月20日正午(上海現地時間11時)スタート。
舞台『千と千尋の神隠し』上海公演は、中国・上海文化広場にて7月14日〜8月3日上演。
※宮崎駿の「崎」は「たつさき」が正式表記