『オフライン ラブ』デジタルデバイスなしの恋愛に男女10人が挑戦 偶然と必然が生んだ“運命”の旅を振り返る【インタビュー前編】

0

2025年02月19日 17:00  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

『オフライン ラブ』で10日間の旅をした10名(後列左から)アツシ、アル、ケンスケ、ショウ、ユウダイ(前列左から)カナカ、トーコ、ナナミ、マホ、ミミ (C)ORICON NewS inc.
 顔も名前も知らない男女10人がデジタルデバイスを手放し、ガイドブックだけを片手にフランス・ニースで10日間の旅をする模様を描いたNetflixのリアリティシリーズ『オフライン ラブ』。偶然やすれ違いによって、恋が徐々に”運命”を帯びていく…そんな10日間を過ごした10人にインタビューを実施し、運命と向かい合った旅について語り合ってもらった。

【動画】令和ロマン×小泉今日子MCの恋愛リアリティー番組!Netflix『オフラインラブ』参加メンバー10人が仲良し座談会

■「自分のことや相手のことを考える時間が増えた」参加者全員が感じた変化

 限られた時間の中で“運命の相手”と出会い、“運命の恋”をするために奮闘する10人の10日間を描いた『オフライン ラブ』。参加者は元水球日本代表のアツシ(30)、ダンサー・振付師のアル(30)、お笑い芸人のケンスケ(24)、大学生でモデルのショウ(22)、俳優・モデルのユウダイ(24)、ブランドプロデューサーのカナカ(25)、俳優のトウコ(24)、同じく俳優のナナミ(25)、モデルのマホ(30)、アルバイトのミミ(20)という10人。(※撮影時の年齢)スタジオでは、小泉今日子とお笑いコンビ・令和ロマンがMCを務め、10人の運命の恋を見届ける。

――気軽に連絡が取れないオフラインでの生活はどうでしたか?

ケンスケ:普段、とんでもない量の情報を仕入れているがために疎かになっていたようなことと向き合えました。相手のことはもちろん、自分のことを考えることができたし、睡眠もゆっくり取れました。とても良い時間でした。

ナナミ:私は逆に、眠る直前まで考えてしまって眠れなくなりました(笑)。スマホがないからこそ、その日に起こったことをより一層考える時間が増えました。

――“デジタルデトックス”も人それぞれなんですね。オフライン生活をしたことで、なにか変化はありましたか?

アル:スマホがあればデートのプランなどを検索しながら探せるけど、今回は前日に下見したり時間をかけて調べました。自分は好きなこと、好きな人に対してだったら、こんなにがんばれるんだと気づきになりました。

カナカ:素晴らしいですね。私は、スマホがないからこそ手紙や言葉で気持ちを伝える機会があって、誰かへの相談など時間をかけるコミュニケーションの中で、相手に感謝をすることが増えました。

――デジタルにはデジタルの良さ、アナログにはアナログの良さがあると。

カナカ:LINEで送るよりも手紙で「ありがとう」と伝えたほうが、気持ちが乗っているなと感じたので、あれから手紙を書くようになりました。移動中はイヤホンをしていることが多かったのですが、はずして外の音を聴いてみたり、普段しなかったことをするきっかけにもなりました。

アツシ:デジタルデバイスがなかった時代の人たちは、会った時に気持ちを伝えながら恋愛や仕事をしてきたんだなと。そういう部分を僕ら若い世代が体験できたことに感謝したいです。自分の母と父もそうだったのかなと感じられました。

■参加者から挙がった憧れのデートはまさかの2人によるもの

――みなさん素敵なデートをされていましたが、印象に残っているデートプランはありますか?

ミミ:はい!初期のケンスケくんとユウダイくんの“デート”がとっても好き。見ていてほっこりしました。本当に気が合うんだなぁと感じたし、普通は対面に座るところを横並びに座ったり、2人がまるでカップルに見えました。

ケンスケ:なるべく近くで食べたくて(笑)。

ミミ:食べた後の感想の共有もカップル感があって、良いデートプランだなと思いました。

ユウダイ:楽しかったね(笑)。

ケンスケ:僕も、なんだこの幸せな時間は…付き合っているのかな?って(笑)。プランは全部ユウダイが考えてくれたんですけど、僕を楽しませようとしてくれて…「俺のこと好きだな」って感じました。

ユウダイ:初対面の時から気が合うと思いました。

カナカ:(ケンスケが着ている)コートも運命的だったもんね。

――ユウダイさんが買おうか悩んでいたけれど、偶然ケンスケさんが購入したコートですよね。

ユウダイ:そのコートから僕たちの“物語”が始まりました(笑)。

――なんだか素敵ですね(笑)。ほかの方はいかがでしょうか?

カナカ:私はモナコが気になっています。

――DAY3で登場した、渡した相手と1日デートができる「WISH LETTER」内に書かれていた行き先のひとつですね。

ミミ:ヘリコプターで行ったので、スタートから感動でした。あっくん(アツシ)とは、その前のデートでクルージングする予定だったのが、雨が降っていて中止になっていて。その後のモナコのヘリだったので、余計に感動しました。

アツシ:ヘリに乗ることなんてこの先なかなかないだろうしね。

ミミ:空も海も青くて、映画の世界みたいでした。

アツシ:あそこに2人で行けたというのがすごく…。

ユウダイ:とりあえずお酒ください(笑)。

――そんなお2人が気になるデートプランは?

アツシ:一番気になるのはスキーですね。

ナナミ:スキーは幼少期からやっていたのですが、まさか南アルプスでスキーできるとは思っていなかったので感動しました。すごく楽しかったです!

ケンスケ:僕はスキーをやったことなかったので、ナナミちゃんに教えてもらいつつ、雪に突っ込みながら…試行錯誤でした。しかも行きのバスでめちゃくちゃ酔っちゃって。えーと、すごく良い景色でした(笑)。

ショウ:景色もすごかったよね!カナカさんとスキーを楽しめて、一緒に雪を飛ばして、とてもいい思い出になりました。

――みなさん素敵な思い出がありそうですね。

トウコ:私はレターの日ではないのですが、ただベンチにいただけのデートが楽しかったです。海がめちゃめちゃきれいで、好きな人と一緒にいたら、それだけで楽しいなと実感しました。

ユウダイ:海、きれいでしたね!

■限られた時間での恋だからこその“保留”と決断

――承知いたしました。では、次の質問にまいります。普段の恋愛との違いについて聞きたいのですが…。

ミミ:男性が5人いるということは最初から知っていたので、どの人と仲を深めていきたいのか、全員に会うまで決められないなと思って。ふわふわした対応をしてしまいました。

――なるほど。しかしそういった揺れ動きが、カナカさんはなさそうな印象でした。

カナカ:なかったですね。漢気のある人が好きなので、ショウ以外の4人には感じなかったかな(笑)。

ユウダイ:決めつけるのはまだ早いです(笑)!

カナカ:でもアルは(私あてのポストに)お手紙を入れようとして、やめましたよね?

アル:あ〜…ありました(笑)。

カナカ:手紙を入れていたら、もしかしたら変わっていたかも(笑)。でも私は(ショウが)3日目にみんなの目の前でデートに誘ってくれたのがすごくうれしかったです。

――あの時のショウさん、カッコよかったです。

ショウ:”漢”を見せました(笑)。

――10日間というタイムリミットがあるのも普段の恋愛とは違いますよね。

ユウダイ:普段なら友だちから始まる恋愛のほうが多いです。

アル:時間があるなら全員とゆっくり話してみたかった。もっと話してみたい、時間がないからこそ、一緒にいて楽しいと思った1人にアプローチしようと思いました。

カナカ:始まりかけている恋の邪魔をしちゃいけないという思いは、みんなちょっとは持っていたと思う。10日間という期限は理解しつつも、自分から1人に決めてアプローチする勇気はなかなか持てないのかなと感じていました。

アル:3日目に初めて全員で集合するのですが、その時点で残りは7日間しかない。本当に時間がないと実感しました。

――想像以上にシビアな状況ですね。

マホ:実は、私は普段の恋愛との違いをあまり感じませんでした。デジタルデバイスがないからこそ、相手と向き合う時間に集中できていたので、景色を見る時間や食べる時間も濃い時間を過ごせたのではと感じています。


取材・文/遠藤政樹
撮影/山崎美津留


動画を別画面で再生する




    ニュース設定