「2月19日には有料ファンクラブサイトが閉鎖されます。この日は、’15年に亡くなった中居さんの父・正志さんの命日でもあります」(芸能関係者)
1月23日に芸能界を引退した中居正広(52)。最愛の父の命日に、芸能界から完全に姿を消すことになる。
「中居さんは昨年12月に騒動が報じられて以降、自宅にこもりきり。香取慎吾さん(48)は“電話したけどつながらなかった”と非常に心配していたそうです。
ただ、かつての恋人でダンサーのMさんが中居さんのマンションに昼夜を問わず通って世話をしているとも報じられています。それ以外はほとんど世間との関わりを絶っているようです」(前出・芸能関係者)
しかし、ひきこもり生活をいつまでも続けるわけにはいかない。今後の生きる道を模索し始めているようだ。
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「中居さんはボランティア活動に取り組むことをひとつの選択肢として考えています。これまでも災害のたびに復興のための取り組みをしてきましたが、今後はそれをさらに本格化させようというのです」(テレビ局関係者)
タレントとして巨万の富を築いた中居。倹約家の彼はその多くを寄付に充ててきた。
「中居さんの寄付が最初に報じられたのは’95年の阪神・淡路大震災に際して。’11年にはSMAPとして、孫正義氏や王貞治氏とともに東日本大震災復興支援財団の発起人に名を連ねました。
’16年の熊本地震、’24年の能登半島地震でも巨額の寄付が明らかになっています。コロナ禍でも、医療現場を支援するために寄付をしていました」(社会部記者)
一般人には到底まねできない額の寄付。天皇陛下から“栄典”を授けられたこともある。
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「中居さんはこれまでに3度、紺綬褒章を受章しています。紺綬褒章とは、国や地方公共団体などに私財を500万円以上寄付した人を対象に、審査を経て授章が決定します。
1度目は’21年1月。2度目は’22年12月。そして3度目は’23年3月。特に1度目は、『賞杯』と呼ばれる漆塗りの木製の杯も授与されていました。これは1千500万円以上を寄付した人にのみ授与されるものなので、中居さんはかなりの額を寄付していたとみられます」(前出・社会部記者)
ここには亡き父の教えが関係しているようで……。
「正志さんは『求めるな、与えよ』を中居家の家訓として掲げてきました。中居さんはそれを体現するかのように、炊飯器はセロハンテープで蓋を留める、椅子はガムテープで補強するなど、1つのものをボロボロになっても使い続ける“求めない”生活をしていました。
いっぽうで惜しみなく“与える”姿勢を貫き、これまでの寄付総額は5億円を超えるともいわれています」(前出・芸能関係者)
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とはいえ、これも芸能界のスターだったからこそできたこと。彼はすでに仕事場を追われた身だ。
「今回の騒動で、6本のテレビ・ラジオ番組が終了または降板。CMも2本降板しました。
引退に際して中居さんは《これだけたくさんの方々にご迷惑をおかけし、損失を被らせてしまった》と深く詫びていましたし、違約金を自主返納する考えもあると聞いています。
さらに芸能活動ができなくなったことで今後の収入は不透明。これまでのように莫大な寄付を続けることはできません。“お金で解決できたことも、これからは同じようにはできない”と痛感しているといいます」(前出・テレビ局関係者)
前出の芸能関係者は言う。
「東日本大震災の際は、仕事のない日に被災地へ入り、福島第一原発から60キロの地域でがれきの撤去や炊き出しを行いました。
エコノミークラス症候群が多く発生した熊本地震の際にはマッサージチェアを寄付したり避難所を訪問したりと、現地での支援の経験はあります。
ただ、タレントとしての仕事を抱えながらではボランティアの時間が限られ、もどかしい思いがあったといいます」
しかし今となっては幸か不幸か、時間の制約がなくなった。
「能登半島地震の復興支援のため、中居さんは昨年1月に3千万円を寄付しています。
震災発生から1年以上がたった今も、豪雨災害の被害も重なり復興は道半ば。“収入がなくなった自分にもできること”として、中居さんは自ら汗を流して復興を手伝いたいという思いがあるそうです。災害のたびに『復興まできちんと関わりたい』と口にしていましたから、被災地支援に長く取り組む意向なのでしょう」(前出・テレビ局関係者)
ただ、被災地入りは孤独なものになりそうだという。
「熊本地震のときには親交のある笑福亭鶴瓶さん(73)やナインティナイン・岡村隆史さん(54)、香取さんとともに被災地を訪問していました。
しかし、周囲に多大な迷惑をかけた中居さんが芸能界の友人と行動をともにすることはもうないでしょう。中居さんが堂々と能登に行っても目立ってしまうので、ボランティアも“一人でひっそりと”になりそうです」(前出・芸能関係者)
能登の被災地には2度目の春が訪れようとしている。だが、中居の人生に再び春が訪れるにはまだ長い歳月がかかりそうだ。
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