ガイ・ピアースがケヴィン・スペイシーに狙われたと告発 ケヴィンが反撃

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2025年02月21日 18:40  クランクイン!

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ガイ・ピアースがケヴィン・スペイシーに狙われたと告発 ケヴィンが反撃 (C)AFLO
 アカデミー賞2部門に輝いた『L.A.コンフィデンタル』の撮影中、ケヴィン・スペイシーから「ターゲット」にされたと、ガイ・ピアースが告発。これを受け、ケヴィンがX(旧ツイッター)を更新し、「大人になれよ」と反撃した。

【写真】「L.A.コンフィデンシャル」フォトギャラリー

 The Hollywood Reporterによると、『ブルータリスト』でアカデミー助演男優賞にノミネートされているガイが、同誌のポッドキャストにて、「軽視できないほどセンシティブな問題であることは深く理解しています。僕は性的暴行や性的虐待を受けたわけではありませんが、不快な思いをさせられました。今になって公表することを悔やんでいます」と語ったそうだ。

 彼は当時、共演のサイモン・ベイカーの撮影がある日だけは、自分よりも「10倍魅力がある」サイモンにケヴィンの注目が彼に移るため、安心できると感じていたが、何が起きていたのか実際に理解できたのは、2017年10月に#MeToo運動が発生したときになってからだったと振り返った。彼は2018年にも、オーストラリアのテレビ番組で、ケヴィンのことを「手出しする男だ」と語っていたという。

 ガイは、この時以来、「ケヴィンと何度か対決」し、「醜いものになった」とコメント。また「この問題がことさら注目を集めるのは嫌だったが、同時に彼が何も罰を受けずに逃げ切るのが許しがたかった」と、複雑な思いも明かしている。

 ケヴィンは#Me tooのムーブメントが始まった2017年、『スター・トレック:ディスカバリー』などに出演するアンソニー・ラップから、14歳の時に性的暴行を受けたと告発されたのを皮切りに、性的暴行やセクハラの告発が相次いだ。無罪を訴えていた彼に対し、2022年にニューヨークの裁判所はアンソニーに対する性的虐待がなかったと判断。また2023年には複数の男性に性的暴行をしたとして訴追されていたイギリスでも、9つの罪状について無罪判決が出ている。

 ガイの告発を受け、ケヴィンはXにて、「大人になれよ、ガイ・ピアース。君は被害者じゃない」と綴り、自ら語るメッセージ動画を公開。不快な思いをしたなら、メディアに告発するのではなく、直接連絡すべきだと主張。『L.A.コンフィデンシャル』の後にも、ガイがわざわざ彼の撮影現場を訪問してきたことがあると指摘し、「自分は逃げも隠れもしない」、直接話そうとコメント。「だがガイ、君は大人になるべきだ。君は被害者ではない」と強調した。
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