篠田麻里子、ホルモンの関係で産後うつに「自分で自分を認めること」大切と経験談明かす

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2025年02月21日 19:26  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

ジャパンフェムテックサミットアワード2025授賞式に臨む篠田麻里子(撮影・小沢裕)

女優の篠田麻里子(38)が21日、都内で「ジャパン フェムテック サミット アワード2025」を受賞した。フェムテックとは、女性特有の健康上などの悩みを先進的な技術で解決する製品やサービスのこと。


授賞式では「私自身、出産をして体の悩みは尽きないが、自分の体と向き合って1日1日を大切に生きていきたい」とあいさつ。その後のトークイベントでは出産後の悩みなどを明かした。


「産後うつになりました。これってホルモンの関係なんだと知っていくことで、うつが治っていった」と振り返って「自分の体と向き合うことが大事だと思いました」と打ち明けた。


育児については、当初は「自己否定ばかり」だったという。「毎日、否定することが増えた。自分で自分を認めることをしていくと心が解放されていく」と気付いたという。


出産後に赤ちゃんの肌に優しいコスメを届ける会社「yokayo」を立ち上げた。「自分は幼少期にアトピーで、肌が荒れて血だるまでぐるぐるまきになるくらいだった。遺伝もあるだろうなと思った。安心安全で、自分が使って良かったものを(故郷の福岡弁で)届ける『よかよ』という意味のブランドを4年前に立ち上げました」。


司会者から、産後の大変な時に会社を立ち上げた思いを質問されると「自分がやりたいと思った時に『今やるか10年後にやるか。今失敗しても立て直せる。じゃ、今やろう』と思った」説明した。


育児は無理をしないことが大切だとして「皆さん、頑張りすぎちゃう部分があるじゃないですか。自分がご機嫌になると子どももご機嫌になります」。食事も手作りにこだわりすぎないで「理想は栄養バランスを考えてだけど、お総菜を買ってご機嫌で子どもと食べる方が1日の終わりとして良いのではないか」。篠田の話に客席の女性たちが何度も大きくうなずいていた。


篠田は20年4月、第1子の女児(4)を出産後にホルモンのバランスを崩したが、食事や運動で不調を乗り越え、子育てをしながら仕事にまい進。その後にオーガニックコスメをプロデュースし、24年度サステナブルコスメアワードの地方創生部門の審査員賞を受賞。悩みに直面してもチャレンジをする姿が多くの女性に勇気を与えたことが評価された。


この日、フェムテック協会認定資格2級の合格証書を授与されるなど、学ぶ意欲が高いことも認められた。

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