映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』公開記念舞台あいさつに登壇した鈴木おさむ氏 (C)ORICON NewS inc. 俳優の八木勇征(FANTASTICS)が主演を務める映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』の公開記念舞台あいさつが22日、都内で行われ、原作・脚本を担当した鈴木おさむ氏が登壇。妻であるお笑いトリオ・森三中の大島美幸から「歩くな!」と怒られたことを明かした。
【写真】魔法会議ダンスを実演!櫻井海音、八木勇征(FANTASTICS)、井上祐貴、椿泰我(IMP.) 作品のキャッチコピーにちなみ、泣いたエピソードを問われた鈴木氏は「妻がいるんですが、森三中の大島(美幸)という職業スタントマンなんですけどね。よく体を張っているから」と切り出し、「きれい好きで本当に怒られるんです。『机をかたせ』とか、『食べたものを片付けろとか』。当たり前なのですが」とさびしげに日常を紹介した。
そして「年を重ねたせいか、裸足で家を歩くと、足跡が残るんです」と苦笑い。「『歩くな!』と言われて、どうしたらいいんだろう?浮く?魔法を使いたい。泣きました」と作品とかけながらも切ない気持ちを訴えた。
昨年3月31日をもって、放送作家業・脚本業からの引退を発表した鈴木氏が、「辞める前に、どうしてもこの作品を作りたかった」と語っていた念願の企画となる。2019年の初演以降、何度も再演されている朗読劇を最旬のキャスト陣で映画化した。
田舎の小さな村の少年たちは18歳になると、「この村で生まれた男の子は、人生で1度だけ魔法を使うことができる。ただし、20歳までの2年の間に使わなければならない」ということを伝えられる。村の大人の男たちが過去にどんなことに魔法を使ったのかは、自分たちが魔法を使うまでは知ることができない。主人公たち4人の男子高校生は「何に魔法を使うか」を考え始める。それはかけがえのない体験となり、感動のクライマックスを迎える。
この日は、八木、井上祐貴、櫻井海音、椿泰我(IMP.)、鈴木氏、木村真人監督が登壇。八木、井上、櫻井、椿が劇中で披露する「魔法会議ダンス」をパフォーマンスした。