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【写真】『イロモネア』で数百万円を獲得した“猛者”芸人たち
ウッチャンナンチャンがMCを務める同番組では、5つのジャンルの中から芸人自身が挑戦するジャンルをステージごとに選択。100人の観客の中から無作為に選ばれた5人の審査員のうち、1stチャレンジから4thチャレンジまでは3人、ファイナルチャレンジで5人全員笑わせることができれば100万円獲得、というルールが設けられていた。当時は多くの若手芸人が腕を試したが、特にファイナルで“5人全員”を笑わせるという壁は高く、100万円を目前に散っていった者も多い。
100万円を獲得するだけでも非常に難しい『イロモネア』だったが、バナナマンの設楽統はなんと、合計400万円を獲得している。まさに“Mr.イロモネア”といっていいだろう。そのうち1度は「ピンモネア」という芸人が1人で挑むルールでのクリアであり、残り3回はコンビでの成績だ。(つまり、日村勇紀も300万円獲得している。これも十分すごい)
今でこそテレビで見ない日はないバナナマンだが、『イロモネア』は若き彼らが“売れた”きっかけの一つでもあった。バナナマン3度の100万円獲得回のうち、お笑い界でいまだに伝説として語り継がれているのが、2007年3月に起きた事件。この収録の日、設楽はなんと自宅が火事に。前髪が焦げたまま収録に臨み、ファイナルステージへ駒を進める。最後は『イロモネア』で最も芸人を苦しめる「サイレント」で、熱でどろどろに溶けた携帯電話を取り出したことで、バナナマン初の100万円獲得を達成した。ちなみにこの時の100万円は、日村の厚意もあり全額設楽が受け取ったという。
バナナマンは今夜放送の『イロモネア』にも堂々参戦。2人の獲得金額がさらに増えるところを目の当たりにできるかもしれない。