中谷防衛大臣は24日、訪問先のフィリピンでテオドロ国防相と会談し、南シナ海で威圧的な行動を強める中国を念頭に、ハイレベルの対話の枠組みを新設することなどで一致しました。
中谷大臣は24日、フィリピンの首都マニラでテオドロ国防相と会談し、南シナ海・東シナ海で威圧的な行動を強める中国を念頭に、「地域情勢はますます複雑化、緊迫化している」として、防衛協力の必要性を強調しました。
会談では、自衛隊とフィリピン軍の連携の強化に向け、ハイレベルの対話の枠組みを新設することなどで合意。また、アメリカやオーストラリアなどを含む多国間での連携を深めることでも一致しました。
その後の共同記者会見でテオドロ氏は、「国際秩序を同意なしに、一方的に変更しようとする試みなどに抵抗するという共通の目的を共有した」と述べました。
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