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芸能界のご意見番・和田アキ子が、いつになく弱気な発言をしたのは、2月22日放送のラジオ『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)でのことだった。
この日の放送の後半、アシスタントの垣花正が、同番組が35年続いていると切り出した。すると和田は『アッコにおまかせ!』(TBS系)も長く続いていることに触れて、「今、(放送開始から)40周年なんですって。今年の10月で満40年になるんだって」と言及。今年、『おまかせ』がメモリアルイヤーを迎えていることを報告した。
続けて和田は、「いろいろゲストとかイベントみたいなの、10月に考えているらしくて」と、その『おまかせ』で40周年を記念した特別ゲストの出演やイベントの開催も検討されていると報告。一方で「この世界であんま言えないけど、この世界で……新しいことするとか、やめるとか何かにしても、だいぶ前に言わないとダメなんですよ」と、芸能界でどんなことを行うにしても、事前の根回しが必要と告げた。
匂わせた“引退”
その上で、「だから10月はやって……まぁ私は40年でもともと……40年ぐらいやって……」と、かなり言い淀みながら、「分かんないな、これは…」と、自分の言ったことが整理がつかず、混乱。垣花から「どうしました?」とツッコミを入れられ、「言っていいか、いけないかの動揺が入りましたね」と指摘されていた。
ネットでは、和田の「まぁ私は40年でもともと……40年ぐらいやって……」という、今後の番組継続に関して何かを決意しているような発言に対して、こんな声が飛び交った。
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《晩節を汚さないためにもご勇退を考えた方が良さげですね。今までお疲れ様でした。ありがとうございました》
《アッコさんは失言もあるし、ワイドショーはもう無理!バラエティに戻して》
《そろそろ引き際では》
と、勇退を勧める意見が寄せられてしまったのだ。
昨年8月、パリ五輪女子やり投げ優勝の北口榛花の寝そべる姿を「なんかトドみたいなのが横たわっている。かわいい」と発言するなど、時代に合わない軽率な発言をすることが多くなっている和田。
一時はこうした批判のあおりを受けて今年の3月で打ち切られるという報道もあったものの、一転して続くといった情報も流れるなど、不安定な状態が続いている。その中で今回の「40年でもともと……」発言について、「和田さん自身も、今年が『おまかせ』の幕引きの良いタイミングだと考えていたのでは」というのは、芸能プロダクション幹部だ。
「現在74歳の和田さん。自分の名前を冠した番組を続けたいという気持ちはある一方で、いつか区切りをつけないといけない気持ちもあるはず。ただし10年後の50周年では84歳となり、体力的にも無理。それを考えると、まだ求められているうちに、自分の意思で終わらせたいと思っているのではないでしょうか?プライドの高い和田さんですから、TBSから肩を叩かれるより、自分で決めたいはず」
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だが視聴者はすでに冷めている。もはや別の番組、別のタレントに枠を譲ったほうが良さそうだが……。