日10ドラマ『いつか、ヒーロー』(C)ABCテレビ 俳優の桐谷健太が主演を務める、4月クールのABCテレビ・テレビ朝日系日10ドラマ『いつか、ヒーロー』(毎週日曜 後10:15)のレギュラーキャストが25日、一挙発表され、白シャツ姿でそろった。
【写真】『いつか、ヒーロー』桐谷健太、宮世琉弥、長濱ねるらのソロショット 脚本家・林宏司氏によるオリジナル社会派ストーリー。金も無ければ仕事も無い、元児童養護施設職員のアラフィフ男・赤山誠司が、夢を失くしたかつての教え子たちとともに、腐った巨大権力相手に痛快な復讐劇を繰り広げる。
レギュラーキャストとして、宮世琉弥、長濱ねる、でんでん、板谷由夏、北村有起哉の出演が決定。謎を秘めたキャラクターがそろい、主人公・赤山の敵なのか味方なのか。手に汗握る展開に、若者達の交流を描いた人間ドラマが複雑に連鎖する、先読み不能なエンターテインメント作品となる。
4月6日放送スタート。放送終了後、TVer・ABEMAで見逃し配信。
■氷室海斗(ひむろかいと)役/宮世琉弥
人の心を操る天才。相手の弱みにつけこみ、徹底的に追い込むサイコパスな一面も。赤山と、その教え子たちを世の中から執拗に排除しようとする正体不明の男で、素性はベールに包まれている。赤山と教え子たちの前に立ちはだかる最強の敵にして、最大の謎を抱えた影の存在。宮世は持ち味の華やかなオーラを封印し、冷徹な悪役に初挑戦する。
■樋口ゆかり(ひぐちゆかり)役/長濱ねる
赤山が20年前に職員として働いていた児童養護施設「希望の道」出身の女の子で赤山の教え子の1人。真面目で成績優秀。面倒見が良く子どもの頃から皆の世話役的存在。小さい頃の夢は「海外で活躍する通訳」になることだったが、現在は介護職。仕事に誇りは持っているものの、過酷な労働に見合わない低賃金に苦しみながら、今の生活から抜け出す術はないと、人生に諦めを感じ始めている。20年ぶりに赤山と再会し、赤山のバディとして、教え子探しや復讐計画に協力していく。生きづらい世の中で懸命に生きる等身大のアラサー女子に長濱が挑む。
■大原要蔵(おおはらようぞう)役/でんでん
金も仕事も身寄りもない赤山を自らの家に住まわせ、なにかと面倒を見てくれる赤山最大の協力者。一見ただの世話好きな好々爺だが、時折見せる真剣な顔は、只者の空気でなく、赤山が20年間消息不明だった理由や過去の姿も全て知っている様子。市井の人から猟奇的な役どころまで変幻自在に何者にも化けるでんでんが、本作ではのらりくらりとつかみどころのない大家役にして物語のキーマンを熱演する。
■西郡十和子(にしごおりとわこ役/板谷由夏
テレビ局の政治部エース記者。夜討ち朝駆けは当たり前、仕事の腕は超一流で政府与党の大物政治家に食い込む記者として業界で一目置かれている存在。そんな十和子のターゲットは、あらゆる権力を掌握し、日本社会を牽引する期待のリーダー、大企業「ドリームグループ」の会長・若王子。独自の嗅覚で政財界の動きを見極め、彼の懐に必死に食い込もうとするが、そこには大きな理由がある。仕事に関わらず思い込んだら一筋ながらもコミカルな一面もあり、板谷が演じるパワフルなキャリアウーマンに注目。
■若王子公威(わかおうじきみたけ)役/北村有起哉
IT、金融、教育、メディアの各分野を束ねる一大コングロマリット「ドリームグループ」の会長。「若者に夢を!」をスローガンに優秀な若手人材をどんどん登用し、その独自の経営手腕は高く評価される一方で、手段を選ばぬ買収手法や経営手法が一部ジャーナリストに批判されているが、圧倒的な資金力と決して偉ぶらない愛着のあるキャラクターで若者からも熱烈な支持を集めるカリスマ。十和子も「いずれ日本のリーダーになる」と見込んでいる。赤山とも過去にただならぬ因縁をもつ彼には、誰にも明かしていない大きな野望がある。NHK連続テレビ小説『おむすび』をはじめ、数々の名作で存在感を発揮する北村が物語を彩る。