選挙ポスターに品位保持などを求める公職選挙法改正案を可決した衆院政治改革特別委員会=25日午後、国会内 選挙ポスターに品位保持を求める公職選挙法改正案は25日の衆院政治改革特別委員会で、れいわ新選組などを除く与野党の賛成多数で可決された。3月上旬にも衆院を通過し、今国会で成立する見通し。6月の東京都議選や夏の参院選では新たな規制が適用される見込みだ。
改正案は、自民、立憲民主両党など与野党7党が提出した。昨夏の都知事選で風俗店の宣伝などを載せたポスターが掲示されたことを踏まえ、品位を損なう内容をポスターに記載してはならないと規定。商品広告など営業に関する宣伝をした場合は100万円以下の罰金に処すると定めた。
付則には他の候補者を応援する「2馬力」選挙やSNS上の偽・誤情報対策について「引き続き検討を加え、必要な措置を講じる」と明記した。