『ロウルとアイドルフェス』 写真提供:DeNA プロバスケットボールチーム・川崎ブレイブサンダースのマスコットキャラクター・ロウルと人気アイドルグループが共演する、DeNAが主催する初のアイドルフェス『ロウルとアイドルフェス』が24日、KT Zepp Yokohamaで開催された。
【ライブ写真】異色フェスで会場を盛り上げたアイドルたち ステージのホストはロウル、MCはお笑いコンビ・上々軍団、アシスタントMCは「ロウルとアイドルフェス アシスタントMC出演権オーディション」で1位に選ばれた「のん」が務めた。さらに、同オーディションで勝ち上がったSHION、KIMIKA、ライブ配信アプリ「ミクチャ」のマスコットキャラクター・ミックマも登場し、オープニングを華やかに盛り上げた。
オープニングアクトには、洗足学園音楽大学の現役学生アイドルグループ「MARUKADO」が登場。赤と黒のチェックの衣装で、「マルカロンド」や「グッと!ズッと!ユートピア」など5曲を披露し、元気いっぱいのステージで会場を温めた。
続いて、トップバッターとしてCANDY TUNEが登場。「備えあれば無問題」でライブをスタートすると、ファンからの掛け声が響き、会場の熱気が一気に上昇。トークでは、メンバーの福山梨乃が「川崎ブレイブサンダースの試合を観に行ったことがあり、ロウルのファンになった」と語る場面もあった。わーすたは、新曲「わーるどすたんだーど」を含む6曲を披露し、「ロウルくんと一緒に出演できてうれしい!」と喜びを語った。
3組目に登場したのはAMEFURASSHI。川崎ブレイブサンダースのユニフォームを取り入れた衣装で登場し、「Squall」「Ready Now」などの楽曲で会場を魅了。トークでは、「ほかのアイドルさんみんなと同じグッズを作ることってないからうれしい!」とフェスならではのエピソードを語った。
フェスの中盤では、ロウルとアイドルがコラボする企画が展開された。最初に行われた「ロウルへのダンスレクチャー対決」では、CANDY TUNEとわーすたの2組が、ロウルにダンスをレクチャー。CANDY TUNEは「倍倍FIGHT!」、わーすたは「いぬねこ。青春真っ盛り」の振り付けを教え、ロウルはほぼ完璧なダンスを披露。観客の拍手の大きさで勝敗を決めるルールのもと、わーすたが勝利を収めた。
続いて行われた「フリースロー対決」では、アイドルとプロバスケットボール選手がチームを組み、シュートの成功数を競った。チーム「ブレイブ」には私立恵比寿中学 特別選抜ユニットの桜木心菜、高嶺のなでしこの松本ももな、わーすたの松田美里、川崎ブレイブサンダースの飯田遼選手が、チーム「サンダース」にはCANDY TUNEの福山梨乃、ExWHYZのmayu、AMEFURASSHIの愛来、川崎ブレイブサンダースの益子拓己選手が参加。スマホを使った観客の勝敗予想投票も行われ、会場は大盛り上がりとなった。
試合前のトークでは、チーム「サンダース」に所属するExWHYZのmayuが「小4から高2までバスケ部だった」と明かすと、同じチームの益子選手は「これは勝ちましたね(笑)」とコメント。一方、チーム「ブレイブ」の飯田選手は「責任重大」と言いたかったところを「重大責任」と言い間違え、会場を和ませる場面も。試合は白熱し、最終的にチーム「サンダース」が勝利を収めた。試合後、mayuは「めっちゃ緊張しました!」と語った。
ライブパートの後半には、高嶺のなでしこが川崎ブレイブサンダースのユニフォームを着用して登場し、「初恋のひと。」「決戦スピリット」などを熱唱。続いて登場したExWHYZは、「Dresscode」「You&Me」などをパワフルに歌い上げた。トークでは、フリースロー企画で活躍したmayuが「実はバスケ経験があることを隠そうかと思った(笑)」と明かし、観客の笑いを誘った。
フェスのラストを飾ったのは、私立恵比寿中学の特別ユニット「ラブ&ブレイブス」。3月に開催する大学芸会の名前が『〜LOVE&BRAVE〜』だったことから川崎ブレイブサンダースが関わる今回のイベントに縁を感じていたという。「Knock You Out!」「全力☆ランナー」などを披露すると、掛け声とともに会場の熱気は最高潮に達し、イベントの締めくくりにふさわしいステージとなった。
今回の「ロウルとアイドルフェス」では、一部楽曲のスマホ撮影が許可されるなど、ファンにとって貴重な思い出を残す機会も用意された。バスケットボールとアイドルという異色のコラボが生み出した新しいエンターテインメントの形に、多くの来場者が魅了された。4時間半にわたるイベントは大盛況のうちに幕を閉じた。