元映画監督の紀里谷和明氏「残りの人生どう生きるか」新たな活動を報告「まずは教育の分野に」

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2025年02月26日 16:29  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

紀里谷和明氏(2015年10月撮影)

元映画監督の紀里谷和明氏が26日までにX(旧ツイッター)を更新。新たな活動について報告した。


紀里谷氏は「美とは何か?」という問いに向かい合い続けたという創作活動に区切りをつけてから約2年、「残りの人生をどう生きるのか考え続けましたが、答えは見つかりませんでした。なぜなら、突き詰めるべきものを突き詰められるところまで突き詰めてしまったという、確信めいた感覚があったからです」。そこで思索の末に、「わからないなりにでも、その対極にある存在に飛び込んでみる事によって、道が開けるのではないか?」と、これまで嫌悪して切り捨てて来たきたという、創作を一種の道具とするビジネスなどの“逆の道”へと進むことを考えたという。


「これから様々な実業も含めた取り組みを行っていきます。美と利が両輪で動く世界を作ることができないのか?という理想に挑戦していきます」と新たな活動について説明し、「ビジネスの事は本当にわからない事だらけなので、多くの方々の助けを借りながら勉強していきます。この場所でも皆さんに協力していただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いします」と呼びかけた。


その後のポストで「まずは教育の分野に取り組みます。これまでCGの学校を20年やってきたのですが、加えて演技学校をスタートさせます」と具体的な活動内容について報告。「映画監督を志したときから芝居の勉強をしていたのですが、この2年間、アメリカのマイズナーメソッドの演技学校で、フルタイムでトレーニングを受け、勉強しました。同じバックグラウンドの講師陣とパートナーを組んで、日本の若い俳優たちが体系化された演技教育を受けられる環境を作ります。そして、所属事務所の力ではなく、自分の演技の実力でやっていける世界を目指します」と説明した。


紀里谷氏は04年に映画「CASSHERN」で映画監督としてデビュー。09年公開の「GOEMON」では明智光秀役で俳優としても出演した。15年公開の「ラスト・ナイツ」でハリウッドに進出。23年公開の「世界の終わりから」をもって映画監督を引退した。

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