モデルプレスのインタビューに応じた井上梨名(C)モデルプレス 【モデルプレス=2025/02/26】櫻坂46が、11thシングル「UDAGAWA GENERATION」をリリース。モデルプレスでは同作収録のBACKS曲「Nothing special」に参加する二期生・井上梨名(いのうえ・りな/24)にインタビューを実施し、作品の印象や卒業を控える先輩への思い、夢を叶える秘訣などを聞いた。
【写真】櫻坂46、コギャルに劇的変身 ◆井上梨名、小池美波への思い語る
― 今回井上さんはBACKS曲「Nothing special」に参加されていますが、最初に聴いたときはどのような印象でしたか?
井上:とにかく壮大で「みんなで歌えそうな曲だな」と思いました。MVは空が綺麗な場所で撮影しているのですが、テーマとしても「鳥」「鷹」といったワードがあって、羽がはえたような衣装にも注目していただけたらいいなと思います!
― 何気ない日常を特別に感じられるような歌詞も素敵だと思いましたが、共感できた部分はありますか?
井上:「何も起きなくたっていい Nothing specialでいい」という最後の歌詞です。日々「何かやらなきゃいけない」「結果を残さなければいけない」と思ってしまう人もいると思うし、私自身もそう思ってしまうタイプなんですけど、“生きることを楽しむ”という気持ちを持てる人になりたいなと、この歌詞から感じました。
― 一期生の小池美波さんは、今作の活動をもってグループ卒業を発表されています。制作中には何かお話する場面はありましたか?
井上:振り入れをした日がちょうど私の誕生日で、みいさん(小池)が1番に「おめでとう!」とお祝いをしてくれましたし、ずっと“焼き鳥に行きたい“と話していたことを覚えてくれていて「今度焼き鳥に行こうね!」と声を掛けてくださったんです。みいさんのそんな明るさにいつも救われています。今までもすごく気にかけてもらっていて、ダンスもたくさん教えてくださりました。グループに色々なことを残してくださった先輩がいなくなるのは本当に寂しいですが、先輩にやってもらったことを自分たちが引き継ぐことが大事だと思います。私は先輩らしいことができるタイプではないんですけど、残していきたいなと思いました。
― 最初に卒業を聞いたときはどのようなお気持ちでしたか?
井上:やっぱり1番は寂しいという気持ちです。多分、誰もがそう思っていると思います。でも、卒業はご本人からしたら次に進む本当に大事な一歩だと思うので、寂しいという気持ちよりも「今までありがとうございました」という感謝の気持ちを強く持っていたいですし、卒業セレモニーも決まっているので、笑顔で送り出せるのが1番なんじゃないかなと思っています!最近は三期生ちゃんを可愛がっているところを見るので(笑)、「二期生もまだまだ可愛がってください!まだまだ後輩でいたいです!」とちょっと伝えようかなと思います(笑)。
◆井上梨名「不安は全くない」と断言する理由
― 最後の一期生・小池さんの卒業をもって、二期生の皆さんがグループの先頭になりますが、井上さんご自身は現在不安や戸惑いはありますか?
井上:それが、全くないんです。私があまり先輩先輩している人ではないのもありますが、二期生に頼もしいメンバーがたくさんいることを近くで感じているので、そんな人がいると思うと何も心配することはないなと思います。約6年くらい活動してきて、その中では“グループを1から始める”というのも経験しているので、みんな頼もしくなっているなと、周りを見て感じますし、それにちゃんとついて来てくれる後輩もいるので、そこに対する不安は全くないです!
― 素敵な関係性ですね。同期同士で今後について話し合うような機会はありますか?
井上:キャプテンの松田里奈が、ライブの前や何かの節目に話をしてくれることはあります。みんなを集めるときは前日に「松田から明日みんなに話したいことがあるのでお時間をください」といったアナウンスがあるのですが、伝えることってすごく勇気が必要だと思うんです。事前に「こういうことを言おうと思ってるんだよね」といった話を聞くこともあるのですが、共感すること、納得するようなことばかりなので、松田にとってはすごく負担ではあると思うんですけど、言ってくれる人がいるというのはありがたい環境だなと思います。自分が信じられる人がいるので、まずはそこについて行きたいです。
― 全体に伝える前に相談できる同期がいるというのも、松田さんにとっては心強いと思います。
井上:私は「わかるよ」とかしか言えないんですけど、そう思っているのは自分だけじゃないと思ってもらえていれば嬉しいです…!
◆井上梨名、BACKSセンターが転機に
― 井上さんはグループ活動に加えて、ラジオパーソナリティやバラエティー出演など個人としても幅広く活躍されています。約6年間の活動の中で、大きな転機となったタイミングはありましたか?
井上:本当にいっぱいあるんですけど、ファンの方も思ってくれているじゃないかなと思うのは、7枚目シングルの「BACKS LIVE!!」(2024年1月開催)で座長をさせてもらったことです。プレッシャーはありましたが、こんな自分にもついて来てくれる人がいるんだなと感じましたし、ファンの方の応援がすごく伝わってきた期間でもありました。今までも「ファンの方のために、自分を応援してくださる方のために何か残したい」というのはありましたが、より一層思うことができたし、改めて考え直すことができた期間だったので、ターニングポイントかなと思います。
― 座長を務める上では、壁に当たることや初めて経験したこともあったのでは?
井上:自分から何かを発信したり、みんなを集めて何か言ったりすることは初めての経験でした。普段のライブではキャプテンがやってくれていたので機会がなかったのですが、初めてやってみてすごく勇気がいることなんだと実感して。三期生が初めて参加する「BACKS LIVE!!」だったこともあり、三期生のみんなはわからない部分も多いと思うので、言葉を選びつつ伝えるということは意識していました。どうしても「傷つけちゃうんじゃないか」「言い過ぎたかな」と考えてしまうこともありましたが、1番は「ライブでファンの方々を楽しませること」なので、伝えて良かったなと思います。
― 井上さん自身も先輩から声を掛けてもらったり、何かをしてもらったりして嬉しかった経験があるのでしょうか?
井上:先輩からしてもらえることは本当に何でも嬉しいです。私もこのグループに憧れていて、運良く加入することができたので、活動の中で背中を押してもらえることはもちろん嬉しいですが、活動以外で一緒にふざけ合ったり、そんなノリを呆れるような顔をして笑っていたりしている姿を見て「こんな一面があるんだ」「二期生の変なノリに付き合ってくれるんだ」と驚きつつ、先輩も人間なんだと実感して嬉しかったです。
掛けてもらって特に嬉しかった言葉は、ご卒業された一期生・齋藤冬優花さんからの「大丈夫だよ」という言葉。7枚目のBACKS曲でセンターをさせていただいたときはたくさん支えてもらっていて、何かする度に「合っているよ」「大丈夫だよ」と声を掛けてくださって、すごく心強かったことを覚えています。先輩方は、そうやって肯定してくださる方が多いです。
― ご自身の理想の先輩像はありますか?
井上:全然先輩らしいことができていないので、今まで先輩にやっていただいたことは全部後輩にやってあげたいんですけど、なかなか照れてしまって…(笑)。まずは後輩が何かを率先してやっているときに、自分も同じようについていってあげたいなと思います。
◆井上梨名の夢を叶える秘訣
― 最後に夢を追う読者へ向けて、井上さんが今思う夢を叶える秘訣を教えて下さい。
井上:めちゃくちゃ単純なんですけど、明るく元気にいることだと思います。時には落ち込んでも良いですが、暗いままだと周りも暗くさせてしまうかもしれないし、「話し掛けたい」と思ってもらえないだろうし。前を向いて明るく毎日を楽しんでいたら周りにいる人も明るくさせて、「この子にアドバイスをしてあげたいな」とも思ってもらえるんじゃないかなと。自分もそういう人といるとすごく楽しいので、そんな人になれたらいいなと思います。
― 素敵なお話、ありがとうございました!
◆インタビューこぼれ話/最近の美容法を教えて!
スキンケアには結構こだわっています!使い切れるか不安なときは、ミニサイズのものを買って1週間試すことが多いです。私のファンの方は「え、井上が!?」と思うかもしれませんが(笑)、実はお風呂上がりに6工程くらいスキンケアをしています。導入液、先行乳液、化粧水、美容液、クリーム、アイクリーム…のような順番でやることが多いです。「先行乳液」はアイドルになってから知ったのですが、お肌が柔らかくなる感じがしてお気に入りです!
(modelpress編集部)
PHOTO:矢沢隆則
◆櫻坂46・11th Single「UDAGAWA GENERATION」(2月19日リリース)
表題曲のセンターは二期生・森田ひかる。これまでに「Nobody‘s fault」「BAN」「承認欲求」でセンターを務めており、グループ最多・4度目となる。収録楽曲は全タイプで計7曲で、TYPE-A・B・Cには特典映像として2024年10月に開催された「Sakurazaka46 三期生ライブ at 大阪城ホール」が収録される。
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◆井上梨名(いのうえ・りな)プロフィール
2001年1月29日生まれ、兵庫県出身。身長は163cm。愛称は「いのり」。2018年8月に坂道合同オーディションに合格し、同年12月に欅坂46の2期生としてお披露目。2020年にグループが櫻坂46に改名後、2021年に2ndシングル「BAN」で、初めて選抜メンバー入り。2022年からニッポン放送「櫻坂46 こちら有楽町星空放送局」の4代目パーソナリティを務めるほか、2023年4月期にTBS「ラヴィット!」の水曜担当、2023年4月からテレビ朝日系「サクラミーツ」でレギュラーに抜擢されるなど、幅広く活躍。同年リリースの7thシングル「承認欲求」に収録されたBACKS曲「確信的クロワッサン」では自身初のセンターを務めた。
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