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伊集院光が2月24日深夜放送のラジオ番組『JUNK:伊集院光深夜の馬鹿力』(TBSラジオ系)で披露したエピソードが波紋を呼んでいる。
実の父親は「施設的なところにいる」
先ごろ伊集院は実の母親と30年ぶりの再会を果たした。間を取り持ったのは姉であり、実家近辺の飲食店の個室で対面した。母親としては、タレントとして毎日のようにテレビに出演する伊集院の姿を見ているためか、懸念されたぎこちない空気はなかったようだ。
伊集院は東京都荒川区出身。現在の住まいと実家は自転車で15分ぐらいの距離ながら「法事もイベントもない」状態のため、5年、10年、20年と会わない時間が伸びてゆき、気がつけば30年が経過していたという。その間、本人の中には「会って老いを確認したら、オレはすごい親不孝をしているって自分を責める気がして」と葛藤もあったようだ。番組内では実の父親が介護が必要であり、「施設的なところにいる」とも明かされた。
番組リスナーにとって伊集院が実家と疎遠なエピソードはおなじみのもの。さらに不仲を公言していた姉が仲介役を果たしたのも驚きだ。ただ、ネットニュースでこの件を初めて知ったネットユーザーも多いようで驚きの反応が相次いでいる。
《どう言っても親不孝だろ、間違いなく》
《他人の親子関係の事だからとやかく言う必要もないのかもしれないけど、個人的な思いとしてはお母さん可哀想とは思います》
《絶縁状態というわけでもないのに、30年も会わないなんてことがあるんだな》
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伊集院への共感の声は少数派で、“奇人変人”ぶりを批判的に見る声が圧倒的だ。
このエピソードが明るみになったことで、伊集院の今後のラジオ人生に影響を与える可能性を放送作家が指摘する。
「伊集院さんは2023年10月よりニッポン放送で夕方の帯番組『伊集院光のタネ』、24年4月からは午前中に10分の帯ミニ番組『伊集院光のちょいタネ』が放送中です。『ちょいタネ』は1989年スタートのロングラン番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』の枠を受け継ぐための“地ならし”ではないかとラジオ業界では取りざたされています。ただ、昼間のラジオリスナーは中高年が圧倒的。笑いにしていたとはいえ、親と30年会わない人物像はシニア層には受け入れがたいのでは」
伊集院はTBSラジオでは深夜番組の『馬鹿力』と並行して、2016年に午前中の生放送帯番組『伊集院光とらじおと』がスタートするも、22年3月に終了している。
21年9月に『伊集院光とらじおと』で共演していた新井麻希アナウンサーが突如降板するが、その背景にパワハラ疑惑があると報じられたほか、同年3月には番組スタッフが伊集院の厳しさを揶揄するLINEが本人に“誤爆”する事件も起きていて、一連のパワハラ疑惑が番組終了の要因のひとつではないかともされる。
こうした過去の“しくじり”に加え、今回の親不孝エピソードは“ラジオの帝王”に黄信号を灯すかもしれない。
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