名優ジーン・ハックマンさんが不審死 自宅で妻と愛犬とともに遺体で発見される

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2025年02月28日 17:10  クランクイン!

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名優ジーン・ハックマンさんが不審死 自宅で妻と愛犬とともに遺体で発見される  (C)Zeta Image
 映画『フレンチ・コネクション』や『許されざる者』で知られる名優ジーン・ハックマンさんが現地時間2月26日、米ニューメキシコ州サンタフェの自宅で、妻でピアニストのベッツィ・アラカワさんとともに亡くなっているのが発見された。ジーンさんは95歳、ベッツィさんは63歳だった。警察では不審な点があるとして、捜査を行っているようだ。

【写真】『フレンチ・コネクション』で第44回アカデミー主演男優賞を受賞した際のジーンさん

 Varietyによると、遺体はメンテナンス作業員2名によって発見され、ジーンさんはキッチン横の土間でサングラスを掛けた状態、ベッツィさんは浴室で倒れていたそう。カウンターには処方薬が散らばり、ヒーターが倒れていたといい、愛犬3匹のうち、1匹も遺体で発見されている。死亡時期については明らかになっていないが、ベッツィさんの遺体には、腐敗や顔の膨張、手足にミイラ化が見られ、ジーンさんの遺体も近い状態だったそうだ。

 サンタフェ郡保安官事務所の声明によると、27日朝に行われた検死では、どちらの遺体にも刺し傷や銃創、その他外傷は確認されなかったそう。今後、毒物検査と一酸化炭素検査を行うものと見られる。なお、一酸化炭素中毒が疑われたが、消防署とガス会社の調査により、ガス漏れはなかったことが分かっている。地元当局では携帯電話や映像、DNAや指紋などを捜索したほか、武器になりうる鈍器や鋭利なものの回収も求めている。

 Peopleによると、2度のアカデミー賞に輝いたジーンさんは、2004年に俳優業を引退し、1991年に結婚したベッツィさんとともにサンタフェで静かに暮らし、小説を手掛けたり、時折メディアの取材を受けたりしていたそうだ。
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