もしもAIが暴走したら…ロボットが一家を破滅へ導くドイツ発サイコスリラー『カサンドラ』が面白すぎる!【#カウチポテトのお供】

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2025年02月28日 23:20  Pouch[ポーチ]

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日常生活のいたるところで人工知能(AI)が大活躍している現代。とても便利であるいっぽう「もしもAIが暴走し始めたら」と想像すると怖ろしくないですか。

感情を持たないはずのAIが自らの意志を持ち、家族を支配しようとする。しかも自分だけを執拗に攻撃してきたとしたら……さてどうする?

毎週金曜は各配信サイトで観られるオススメ作品を紹介する日。

今週もよく頑張った……週末はおうちでゴロゴロしながら、Netflixシリーズ『カサンドラ』を観て、カウチポテトになっちゃお〜!

【あらすじ】

50年間空き家になっていたドイツ初のスマートホームに越してきた4人家族。一家はなにか事情を抱えているようで、都会から田舎であるこの町へ引っ越してきたようです。

さっそく家じゅうを探検した子どもたちは、部屋のいたるところに設置されたモニターと古ぼけたロボットを発見。興味本位でロボットのスイッチを入れるとなんとおしゃべりを始めたではありませんか。しかも、モニターすべてにロボットの顔が映し出されています。

ロボットは1970年代に作られたバーチャルアシスタントで、自らを「カサンドラ」と名乗り、家族の世話をし始めました。けれど一緒に暮らすうち、カサンドラの行動がエスカレートし始めて……?

【ココが見どころ!】

<その1:過去と未来が交錯するサイコスリラー>

現代と過去を行き来しながらストーリー展開していく本作。現代パートでは「新たに越してきた家族とロボットのカサンドラのお話」、過去パートでは「ロボットのカサンドラができるまで」を描いています。

ロボットのカサンドラは、はじめこそ家族全員に友好的でしたが、次第に一家の母であるサミラだけ敵視し始めます。

その行動はどんどん常軌を逸していき、ついには命にかかわる事故にまで発展! あわや家族もバラバラに!? 笑顔の裏に隠されたカサンドラの狂気を垣間見るたびに背筋が凍ることでしょう。

<その2:ただの怖い話で終わらない>

サミラを陥れようと、子どもたちにウソを吹き込んだり、サミラの夫を丸め込んだりするカサンドラ。

この状況をどうにかしようとサミラは孤軍奮闘するけれど、家族の事情で精神的に落ち込んでいたこともあり、「カサンドラは悪くない、ママ(妻)の妄想では?」などと疑われてしまう始末……。

なぜカサンドラはサミラだけを追い詰めるのか。そもそも、なぜカサンドラがこの世に誕生したのか。その裏に隠された真実はあまりに悲しく、やるせないものです。ただの怖い話で終わらないところも本作の魅力といえましょう。

<その3:わずか6話なのに内容が濃い…5話の最後に衝撃展開も>

1話あたり45分〜52分×全6話で構成されている本作。非常にタイトでありながらお話がものすごく濃ゆいので、見終わったときの満足感がハンパないです。

おまけに、巧妙に伏線が張り巡らされているので、全く気を抜けないんですよ。少しでも違和感を感じたら絶対に覚えておいて。5話のラストにはアッと驚く展開も待っていますよ。

【一気見不可避! ドイツのドラマはやっぱり面白い】

配信開始直後からSNSでも話題になっていた本作。「1度観始めたら最後まで観ちゃう」という声も多いようですが、これはまぎれもない事実なので、ぜひ夜更かしできる日にイッキ見覚悟でご覧ください。

また、本作はドイツ生まれの作品でして、ドイツ作品ならではの鬱屈とした暗さと奥深さも楽しめます。面白いドラマに飢えているのならきっとハマるはず。

■今回ご紹介した作品

Netflixシリーズ『カサンドラ』独占配信中

※カウチポテトとは:ソファや寝椅子でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすようなライフスタイルのこと。

執筆:田端あんじ (c)Pouch

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