数多くの名作ドラマを生み出してきた、フジテレビの「月9ドラマ」枠。現在は清野菜名(30)主演の『119エマージェンシーコール』が放送され、「今までの消防ドラマの中でもトップクラスに面白い」など評判を集めている。
現在で人気の高い枠だが、実はこの「月9」という呼び名が定着したのは同枠のドラマが高視聴率を連発した1990年代のことだと言われている。そこで本誌は、「名作だと思う1990年代の月9ドラマ」についてアンケート調査を実施した。
第3位には、『ロングバケーション』がランクイン。
「ロンバケ現象」と言われる社会現象を巻き起こした同作。主演の山口智子(60)の美しさもさることながら、同ドラマで注目を集めたのが山口と同居することになった男性・瀬名秀俊を演じた木村拓哉(52)だろう。竹野内豊(54)や森本レオ(82)など豪華俳優陣が名を連ねる中でも、木村はひときわ大きな存在感を放っていた。
2024年の『ごぶごぶ』(MBS)では、山口が「すごい生命体だと思った」「スターってこういうことをいうんだって思った」と当時の木村を振り返っている。アンケートのコメントでも、やはり木村について言及する声が多く見られた。
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《山口智子と木村拓哉の代表作であり、平成の象徴なドラマだと思うので。曲も含めて全てが良い》
《木村拓哉が好きでドラマもすごく感動したし主題歌もとても良かったから》
《キムタクが神》
《ストーリーも良く出来ていて役者もハマり役だと思う》
第2位に輝いたのは、『101回目のプロポーズ』。
1991年の7月期に放送された同作は、月9の歴史のなかでも初期に位置する名作ドラマだ。99回のお見合いを断られつづけたというトンデモないキャラクターを演じたのが、名優・武田鉄矢(75)。100回目のお見合い相手である浅野温子(63)にも当然断られるものの、そこから猛アタックを開始する、というストーリーだ。
第6話で武田がトラックの前に飛び出して発した「僕は死にましぇん」は今でも語り継がれる名セリフになっている。モノマネのネタにもなり、今では面白ワードのように扱われることも多いが、本来はれっきとした感動の名シーン。ドラマを視聴した人からは、武田の熱演に心を動かされたという意見が多く上がっている。
《浅野温子を命がけで愛する武田鉄矢の情熱が良かった》
《武田鉄矢の浅野温子へのアプローチがなんとも滑稽だったが泣ける時もあり感動したから》
《僕は死にません、という名台詞があり、今でも鮮明に思い出すことができる》
《武田鉄矢と浅野温子のアンバランスな見た目の恋愛の大どんでん返しが面白かった》
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第1位は『東京ラブストーリー』が獲得した。
『101回目のプロポーズ』と同年の、1991年1月期に放送された『東京ラブストーリー』。「月9」ドラマの代表格ともいえる同作は、織田裕二(57)や鈴木保奈美(58)らの恋愛模様を描いたタイトル通りの“ラブストーリー”だ。
『ロングバケーション』同様に社会現象を巻き起こすほどに大流行した同作。小田和正(77)の主題歌『ラブ・ストーリーは突然に』や鈴木の美貌、織田の熱演など注目ポイントが目白押しで、切なくて甘いストーリーも人気を支えていた。アンケートのコメントでは、1位にふさわしくドラマを構成する要素全てに好評の声が上がっている。
《内容 俳優 挿入歌 全てにおいて良かった》
《今でもあの音楽が映像とよみがえるくらい 夢中になって見ていました 本当に懐かしいです》
《ラブ・ストーリーは突然に 主題歌が印象に残っている。毎回ワクワク、甘い恋愛ドラマだった》
《鈴木保奈美さんが可愛い過ぎる》
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