《また見たい“フジドラマ”ランキング》『北の国から』抑えた1位は『踊る』ではない織田裕二作品

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2025年03月03日 11:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

写真左から田中邦衛、深津絵里、浅野温子

年末に報じられた中居正広氏の女性トラブル問題は、フジテレビ全体に広がり一時はCMがほぼAC状態に。徐々にスポンサーも戻りつつあるが、ゴールデンタイムに放送できるドラマ制作費はない!? そこで、1000人の女性にアンケート。「もう一度見たいフジドラマは?」

5位はアイドルが多数出演した人気ドラマ枠

フジのスポンサーも徐々に戻ってきてはいますが、今度は芸能事務所が所属タレントのフジドラマ出演に難色を示すようになっています」(広告代理店関係者)

 上納疑惑トラブルはフジからのCM引き上げだけで終わる話ではなさそうだ。ゴールデンタイムにかつての人気ドラマを再放送するという報道も。

 そこで35歳以上の1000人の女性に聞きました。「もう一度見たいフジドラマは?」どうせ再放送なら視聴者の声を聞いてほしい!

毎週アイドルが主演をしていて楽しかった」(宮城県・52歳)

キョンキョンのあんみつ姫、キョンキョン・ミポリンの夢カメラが見たい」(埼玉県・48歳)

 5位にランクインしたのは、作品名ならぬドラマ枠。『月曜ドラマランド』だ。月曜日の夜7時半から1時間半、放送されていた。

 小泉今日子主演の『あんみつ姫』(全3回)や青島幸男主演の『意地悪ばあさん』、明石家さんま主演の『のんき君』、中山美穂、南野陽子、富田靖子などが主演した『藤子不二雄の夢カメラ』、おニャン子クラブメンバーが主演を務めた作品などが多く放送され、若者に絶大な支持を集めたドラマ枠。

 芸能ウォッチャーの津田春子さんは、

「この枠は夕飯の後に家族団らんを意識して作られていたと思います。'83年当時はまだ一家にテレビ1台が普通でしたし、家族そろってテレビを見る習慣がありました。

 番組開始当初は石立鉄男さんや青島幸男さんなどが主演を務めるホームコメディーが主流でしたが、だんだん漫画原作のアイドル主演ドラマが増えていったんです。おニャン子クラブなどの演技経験のないアイドルに経験を積ませる実験的な意図もあったようです

 ドラマの思い出とともに家族との風景を思い出す人も多そう。続いて、

今のフジテレビには作れない高尚なドラマ」(北海道・60歳)

いまだに吉岡さんを純と呼んでしまう」(福岡県・57歳)

 倉本聰脚本の『北の国から』が4位に。北海道富良野市を舞台に、田中邦衛演じる黒板五郎と2人の子ども・純(吉岡秀隆)と蛍(中嶋朋子)の成長を21年間にわたって描いた。

 当初は連続ドラマとして金曜夜10時に2クールにわたって放送されていたが、その後ドラマスペシャルとして'83年から'02年まで放送された。

3位は配信されていないヒューマンドラマ

 連続ドラマは尻上がりに視聴率を上げ、最終回には20%を突破。ドラマスペシャルでは常時、視聴率20%超えを記録する大ヒットコンテンツとなった。

視聴者が純と蛍の成長を親戚気分で見守ることができた稀有な作品。主要キャストが誰も抜けなかったことはとても大きいと思います。のちに蛍が結婚する正吉役の中澤佳仁さんは子役で引退していましたがこの作品だけ復活してくれています。途中でキャストが変わると視聴者が白けますからね。

 またこの作品がきっかけで吉岡さんと内田有紀さんが結婚したのも、視聴者はリアルに純の幸せを見届けた気分に。のちに離婚してしまいましたが、現実に戻されることなく作品の世界に浸ることができる、こんなドラマはもう作れないんじゃないでしょうか。

 同じく吉岡さんが主演を務めた『Dr.コトー診療所』も丁寧な作りという点では『北の国から』を継承するような作品になるのでは、と期待したのですが映画の評判があまり良くなかったですからね」(津田さん、以下同)

 今のフジ制作陣だったら『北の国から』は生まれていないかも。

女性陣がみんな輝いていた」(神奈川県・46歳)

ミスチルの主題歌が好きだった」(山梨県・48歳)

 3位は郷田マモラ氏が原作の『きらきらひかる』。連続ドラマの放送後に2度スペシャルドラマが放送された人気作品。遺体を検案し、その死因の真相を究明する女性監察医たちのストーリー。

 新人監察医ひかるに深津絵里、先輩監察医に小林聡美と鈴木京香、刑事に松雪泰子、鈴木京香の妹に篠原涼子、と主演クラスの女優が顔をそろえた。

「人気作品なのに配信がないんですよね。TVerや他でも配信がないのでより視聴欲が高まっているのではないでしょうか。松雪さん演じる高飛車な刑事が、ひそかに柳葉敏郎さん演じるひかるの上司に恋をするところが可愛くてもう一度見たいです。

 縦軸のストーリーがありつつも1話完結型で松下由樹さんやともさかりえさん、もたいまさこさんなどがゲスト出演し、それぞれのストーリーに味があり、豪華なドラマでした

 今となっては豪華キャストだらけな作品は2位のこちら。

慎吾ちゃんの殺人犯役はゾクゾクした」(千葉県・44歳)

広末涼子を初めて見た作品、この可愛い子誰!?と思ったらあっという間にスターに」(広島県・50歳)

 浅野温子主演の『沙粧妙子 最後の事件』が2位にランクイン。猟奇殺人を追う警視庁捜査1課の沙粧妙子(浅野)を描いた連続ドラマ。

 香取慎吾、反町隆史、広末涼子、柏原崇、西村雅彦(現・西村まさ彦)、神田うのなどが出演していたため、結果的には豪華キャストで固められたドラマとなっている。

1位は織田裕二主演のコメディ作品が!

「アメリカで猟奇犯罪ドラマが流行った影響を受けて作られた作品なのでしょうが、日本ではまだ猟奇殺人になじみがなく、プロファイリングものの先駆けといえるでしょう。マドンナが歌う主題歌も印象的でした。

 第1の連続殺人犯役の香取さん、第2の連続毒殺犯役の国生さゆりさん、第3の連続殺人犯役の柏原さんがそれぞれにとても美しかったのが印象的。また、柏原さんに恋心を抱く家出少女の広末さんが可憐でその後の大ブレイクは必然でしたね

 '10年にDVDが発売されたがいまだに配信はない。

底抜けに明るいサクセスストーリー」(静岡県・38歳)

『オーバー・ザ・トラブル』が聴きたい」(神奈川県・48歳)

 1位は織田裕二主演の『お金がない!』。学もなく貧困を極めた青年・萩原健太郎(織田)が幼い弟2人と温かい友人たちに囲まれ楽しく暮らしていたが勤めていた町工場が倒産し、ひょんなことから大手外資系保険会社で出世していく痛快サクセスストーリー。

「今井雅之さん演じるコワモテだけど人情味のある借金取りや、優秀なのにどこか抜けているお人よしの同僚の東幹久など脇役たちもみんないい味を出していましたよね。何より織田さんのコメディーセンスが光っていた。

 織田さんは同作に出演の前は『振り返れば奴がいる』でシリアスな医師を演じていましたから180度キャラ変したのは見事でした。フジテレビで織田さん主演、主題歌というのが定着したのもこの作品から。このあと香取慎吾さんと共演の『恋はあせらず』を経て、『踊る大捜査線』へと続くのですが、『踊る〜』は同作がなかったら生まれていないはず

 大ヒットドラマの裏に『お金がない!』あり!?
      
『古畑任三郎』や『踊る大捜査線』が入ってくると思ったのですが、どちらも頻繁に再放送がされていたりするので票が伸びませんでした。今回挙がった作品は今ではなかなか見ることができないので、本当に再放送してほしいと私も思います(笑)

 フジテレビさん、視聴者の声を聞いてください!

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