木村多江、「提案型のアドバイスができる上司ってすごい」自身が演じる冴子に共感 火曜ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」【インタビュー】

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2025年03月03日 18:10  エンタメOVO

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(C)TBS

 主人公・若月まどか(芳根京子)が働き方改革で変わりゆく医療現場に戸惑いながら、医師として女子として人生と向き合う濃厚な2年間を描いたドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」(TBS系・毎週火曜よる10時)が現在、7話まで放送中。

 救命救急センターなどの研修を終えたまどかは、研修医として2年目を迎えた。まどかに対して常にやさしさと厳しさを持つ、頼れる消化器内科医師・手塚冴子を演じる木村多江が自身の演じる役柄や見どころを語った。




ーこれまでの撮影で印象に残ったエピソードは?

 撮影は和気あいあいとしていて、撮影の合間にみんなとよく話します。印象に残っているのはボウリング場での撮影時、場内にあったプリントシール機をみんなで撮ったことです。みんなで思い出を作って楽しんでいます。

ー印象的なシーンを教えてください。

 印象的なシーンは、患者が亡くなってまどかと飲みに行ったシーンです。お互いに共感したところがすごくあって、まるで飲み会の席みたいになってしまいました。カメラが回っていないところで京子ちゃんと、芝居の話などを延々と話していました(笑)。

ー芳根京子さんの印象は?

 常に現場を明るく楽しい雰囲気にさせてくれます。座長として、お芝居も魂を削ってやっている姿を見て、キャストもスタッフも彼女のためにがんばろうという気にさせてくれます。座長としての意識が高いせいか、少しがんばりすぎるところがあるので「がんばりすぎちゃダメ」と話しています。京子ちゃんがたまに「多江さん、ギュっとしてください」と言ってくることがあって、「よしよし」と言ってハグしますが、そんな彼女のがんばりを支えてあげたいと思ういい役者だと思います。







ー今作に出演して何か感じたことはありますか?

 私たち俳優は、医師のような上下関係はあまりないのですが、ほかのドラマに比べると今作はとてもチーム感を感じています。また、本作は人の死と向き合うテーマもあり共感しながら役を演じていますが、医師は毎日、人の痛みや死に向き合っているわけで、その医師のすごいところを視聴者に伝えられればいいなという思いでやっています。

ー冴子に対して感じることは?

 冴子は理知的で言いたい意見をはっきり言える女性です。研修医時代を過ごして人一倍努力をして戦ってきたわけですが、女性医師としてこういうものだと少し達観しているというか俯瞰(ふかん)して見ている部分もあって、逃げない覚悟をもって仕事をしている部分に共感します。

ー冴子のアドバイスについて感じることは?

 冴子は「こうした方がいいよ」というアドバイスは言わずに、いつも問いかけをします。問いかけをするとその人が自分で経験して、いろんなことを感じて答えを出す。その出た答えを否定せず、そんな提案型のアドバイスができる上司ってすごいなと思います。しかし、まどかにとっては自分で答えを見つけなければならないので、ある意味大変なのかもしれないですね。角田先生(奥田瑛二)もそうですが、答えを言わずにアドバイスをする感じが好きです。

−8話の見どころについて。

 8話は「選択」がテーマになっています。人生は選択の連続でどんな選択をするか、年齢やいろいろな立場の人が迷いながらも覚悟を決めなければならない様子が描かれています。重要な選択が迫られた時、誰もが不安や迷いを感じたりしますが、自分の将来の選択について考えて楽しんでいただけたらと思います。

(取材・文/櫻井満)

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