
【写真】『秘密〜THE TOP SECRET〜』第6話を写真で振り返り!
法医第一研究室に、団地跡から見つかったという男性の屍蝋化(しろうか)死体が運び込まれてくる。その死体は20〜25年前に埋められたもので、下腹部に刺し傷が集中しており、その残虐な手口から、雪子は『第九』で捜査すべきだと薪に進言。しかし薪は頑なに拒否し、薪に食い下がった青木(中島)が、1人で捜査することになる。
男を25年前に殺したのは、男の娘でまだ幼かった葵だった。男はギャンブル依存症で家庭内で暴力を振るっていたのだ。母が亡くなった後、葵の兄・尚は自らの危険を感じ、一人で家を出ていった。しかし尚は葵を残して逃げたことを激しく後悔。その後、尚が葵の元に戻ると、父は刺されており、葵は尚に「起きてると怖いから刺したの。そしたらずっと寝てるよ」と話した。そして尚が父の死体を埋めたのだ。葵は雪子の友人だった。
雪子は薪に、犯人が幼い葵だと始めから気づいていたのかと質問。薪は、あらゆる可能性から雪子も気がつくべきだったのだと言い「気がついていれば、この死体の脳を見たいなどとはあなたも思わなかったでしょう。あなたは、兄が命を懸けて守った妹の秘密を無理やりこじあけたんです」と責める。
さらに薪は「あなたは優秀な解剖医で、技術もトップクラスだ。だがそれだけ。決定的に想像力がない。毎日死んだほうがましだと思いながらも生き続けなければならない人たちを、この社会の底辺に存在する暗闇を、想像しようとしない、見ようとすらしない。いくら経験を積んでも変わらない。それは解剖医にとって致命的な欠点だ」と告げた。
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薪の顔色が変わると、雪子は「洞察力のない私にしてはいいところをついたってこと?」と尋ねる。雪子が「それとも今は、あの、あなたの部下。青木」と言いかけると、そこに青木が現れた。薪はその場を去り、青木は雪子に「僕とつきあってください。あなたが誰を見ていても、僕はあなたが…」と告白するのだった。
ラストの雪子・薪・青木のやり取りに、視聴者からは「複雑な関係性が描かれた回だった」「辛い」「切ない」「深い秘密が見えてきた」「三角関係という言葉じゃ収まりきらないね」「鈴木と薪と雪子の関係ってとても複雑だったんだね…」「それぞれの想いはどうなるのか気になる」などの反響が集まっている。