無形文化遺産への提案候補に再選定された「書道」(文化庁提供) 文化審議会は4日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への提案候補に「書道」を再選定した。政府が今月末までに改めてユネスコに提案書を提出し、2026年冬ごろ開かれる政府間委員会で登録の可否が決まる見通し。
登録件数の多い日本の審査は実質2年に1度で、昨年3月にユネスコに提案したが、審査が見送られていた。
文化庁によると、書道は筆や墨、すずりといった用具を使い、伝統的な筆遣いや技法で漢字や仮名などを表現する行為。手紙をはじめ冠婚葬祭の署名や、正月の書き初めといった年中行事など日本人の社会的慣習となっている。