
【写真】『ベイビー・ブローカー』で来日した時のIU
2008年、15歳でソロアーティストとしてデビューを果たしたIU。2010年にリリースした「Good Day」が韓国の年間総合音楽チャートで1位を獲得するほど人気を博し、“国民の妹”という呼び名が定着。現役高校生にして歌手の地位を確立させた。
演技に初挑戦したのは、まさに躍進中の2011年。俳優のペ・ヨンジュンと、音楽プロデューサー兼歌手のパク・ジニョン(J.Y. Park)が共同制作したドラマ『ドリームハイ』のキャストに抜てきされ、並外れた歌唱力の持ち主でマンガのような容姿と感性を持つ少女を演じ切った。
翌年には『ドリームハイ2』が放送され、その演技力が認められたIUは『最高です!スンシンちゃん』で初主演に抜てき。その後もチャン・グンソクとW主演を務めた『キレイな男』やキム・スヒョンと共演した『プロデューサー』、イ・ジュンギ&カン・ハヌルと共演した『麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』など、数々のドラマに出演し活躍の幅を広げた。
さらに、心温まるヒューマンドラマがつむがれた『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』では、不遇な生活を強いられ心を閉ざして生きる女性を好演。「2018 APAN STAR AWARDS」で最優秀演技賞を受賞する快挙を果たし、俳優としての地位も確立させた。2019年以降もNetflix映画『ペルソナ -仮面の下の素顔-』、ドラマ『ホテルデルーナ 〜月明かりの恋人〜』で主演を務めるほか、是枝裕和監督が手掛けた初の韓国映画『ベイビー・ブローカー』に出演し、カンヌ国際映画祭に初めて出席。そして現在まで14年にわたり見事な活躍ぶりを見せている。
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IUは撮影を振り返り「エスンをそのまま描こうと努力しました。足元に世界を感じながら、草が生え、花が咲き、白い雪が生と死を覆い尽くす世界の中で人生の教訓を学んでいく…その喜びを抱えたエスンを演じることを目指しました」と語っている。果たして、エスンとグァンシクの関係はどうなっていくのか? 運命的な絆を支えに人生を切り開いていく、2人の旅路の行方に注目だ。
ドラマシリーズ『おつかれさま』はNetflixで独占配信中。