連結部が分離し、緊急停車した「はやぶさ」(左)と「こまち」=6日、東京都荒川区 東北新幹線の連結部が分離したトラブルについて、中野洋昌国土交通相は7日の閣議後記者会見で「重く受け止めている」と述べ、JR東日本とJR北海道に対し、原因究明と再発防止を指示したと明らかにした。
東京発の「はやぶさ・こまち21号」は6日、上野―大宮間を走行中に連結部が分離。JR東は同日、こまち車両に不具合があった可能性があると明らかにした。はやぶさはJR北海道が保有する車両だった。
東北新幹線では、昨年9月にも連結部が分離するトラブルが発生。運輸安全委員会は、同じ事象が続いたことから重大インシデントと判断し、7日に鉄道事故調査官を派遣して詳しい原因を調べる。
トラブルを受け、JR東は原因が判明するまで連結運転を取りやめると発表。8日も秋田新幹線と山形新幹線は一部を除き、東京との直通運転は行わない。