
なにわ男子の高橋恭平が日曜劇場「御上先生」(TBS系・毎週日曜よる9時〜)に出演中だ。本作は、松坂桃李が演じる高校教師となった東大卒のエリート文科省官僚・御上孝が、令和の時代を生きる18歳の高校生たちを導きながら腐った権力に立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”。高橋は第2話に謎の青年役でサプライズ登場して話題に。高橋に初登場シーンの反響や今後の見どころ、自身の学生時代のエピソードなどを聞いた。
−本作の出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
日曜劇場は僕が大好きな憧れの永瀬廉くん(King & Prince)が過去に出演されていたり、数ある作品の中でも1つの大きな作品だと思っているので、こんなに素晴らしい作品に出演できるんやという気持ちで、びっくりしました。1つの夢がかなったなとうれしかったです。
−第2話が放送されて、なにわ男子のメンバーからの反応はありましたか。
日曜劇場に出演することはメンバーも喜んでくれていたので、2話が放送されたときは長尾(謙杜)や道枝(駿佑)など、メンバーみんなが「(出演シーンが)30秒だけど、すごく印象に残ったわ」「今後が楽しみ」と言ってくれました。
−その2話のシーンの撮影はいかがでしたか。
僕が雑誌を落として眺めるという30秒ほどの短いシーンでしたが、目線だったり、そこでの感情が込められている場面で。雨を降らせたり、スタッフさんも大人数で大変な撮影だったのですが、楽しい気持ちで撮影ができました。撮影時に太陽がビルとビルの間から出てきて、その光が僕の所だけをバーッと差してきたので、モニター越しに見ていた監督が「すごいね、持ってるね」と言ってくださって。あとは撮影現場がUFOキャッチャーの前だったので、なぜかウキウキしましたね(笑)。
−高橋さんが演じている役は今は謎の人物ですが、徐々に役名などが明かされていきます。キャラクターについては、どのように考えて演じていますか。
彼が思いを語るシーンがあるのですが、せりふが多いわけではないので、見せ方や思いをどこに持っていくのかを考えたり、監督やスタッフの方と話をしました。役については最初の衣装合わせのときに、“カッコいい恭平くんでいてほしい”と言っていただいたので、もうそこは任してくださいと(笑)。芝居に関してはまだ全然これからですが、そこだけはできるので! と思いながら自信がつきました。
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−奥平大兼さんとの撮影時のエピソードを教えてください。
大兼と初めて撮影した日は、撮影の中で言葉を交わすのは一瞬だったのですが、絶対に仲良くなってやろうと思って、僕がグイグイ詰め寄って、その日に連絡先を聞きました。「御上先生」の教室で撮影している生徒役の面々がうらやましいので、僕もそこで撮影したかったなと思って、大兼伝いに生徒役の皆さんの仲の良さや撮影の様子を聞いて「もう1回学校ライフを送ってる感じでめっちゃいいやん!」と言ったりして楽しんでます。
−本作の脚本を最後まで読まれたそうですが、どんな感想をお持ちになりましたか。
現代の教育について考えさせられるものがあります。僕自身は理解するのにすごく時間が掛かるので、脚本を読みながらマネジャーと話したり、すごいなあ、面白くて考えさせられるなと楽しませてもらいました。御上先生と生徒のやり取りだったり、生徒一人一人に特徴があって闇を抱えていたり…。僕自身の学生時代のリアルな生活を振り返って考えさせられたりもしましたし、本当に深い気持ちになりました。
−もし御上先生のクラスに高橋さんがいたら、どんなことを教わりたいですか。
僕なんかがあの教室にいたら頭がショートすると思うので(笑)。松坂桃李さんから直々に現代の教育がどうなっているのかとか、そういうことを本当にちょっとずつ、1時間の授業はもたないので10分ずつくらいに分けて、みっちりと教えてほしいです(笑)。
−高橋さん自身はどんな学生でしたか。学生時代の印象深い思い出を教えてください。
学生時代はやんちゃしていました。どこかではみ出したいと思いながらも、はみ出し過ぎず、みんなと違うことをしたくて校門の前まで棒のアメちゃんをなめて、門の前でガリッと一気にかんで隠したり、薄いチャックパーカーを着て行って、校門に着く直前で脱いだり(笑)。校則を堂々と破るのは怖いので、ちゃんと見えないところで破っていました。体育と美術の授業がすごく好きで、その2科目だけは、ずっと成績が5だった記憶があります。
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−今後のご自身の登場シーンで、ファンの方や視聴者に注目して見てもらいたいポイントはありますか。
僕はこのままでは終わらないんだよと(笑)。謎の青年からもう一皮むけるので、楽しみにしていてください。僕の見どころも全力で推したいのですが、1話1話、内容が詰まった作品ですし、事務所の先輩方からも「見たよ」と声を掛けてもらえるので、年齢関係なく、すごく皆さんに刺さる作品だなと思います。
−高橋さんは先月25歳の誕生日を迎えましたが、夢の一つだった日曜劇場にも出演されて、今後挑戦したいことはありますか。
僕は100歳まで生きるつもりなので、その4分の1が終わったということなので、すごく濃い人生の4分の1を送らせてもらったなと思います。とくに、この1、2年は「御上先生」にも出演させていただいたり、本当にいろんなことやらせてもらったので、25歳は今まで学んだことを、もっといろんなところで出していければいいなと思いますし、お芝居の質も上げていきたいです。
(取材・文/小宮山あきの)
