パラシュート部隊・斉藤優、スタッフ陣が求める“西陣誠像”に食らいつく『クジャクのダンス、誰が見た?』

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2025年03月07日 12:00  ORICON NEWS

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『クジャクのダンス、誰が見た?』の場面カット(C)TBSスパークル/TBS
 俳優の広瀬すずが主演を務める、TBS系金曜ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』(毎週金曜 後10:00)。今回は心麦の父・山下春生(リリー・フランキー)の放火殺人事件を担当する刑事の1人、西陣誠を演じるパラシュート部隊・斉藤優にインタビュー。同じく事件を担当している捜査一課の刑事・赤沢正(藤本隆宏)と若手刑事・秋貞隆雄(絃瀬聡一)と行動をともにする役柄だ。民放の連続ドラマ初出演となる斉藤に本作出演にあたっての心境や、藤本と絃瀬の印象を語ってもらった。

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――本作への出演が決まったときの心境を教えてください。

話を聞いたとき、サスペンス作品ということで、「僕で大丈夫かな?」と思いました。普段、福岡でお仕事をさせてもらっているので、ここまで初めましての方が多い現場は久しぶりでした。さらにドラマの撮影現場ということで緊張していたのですが、刑事チームが偶然にも福岡出身者ばかりだったので、共通点が多くとても助かりました。2人とも地元に戻ったら方言が出るみたいですが、撮影の合間に話しているときは役に集中していることもあり、方言は出てこないですね。いきなり刑事チームが方言で話し出したら面白いですけど、話が変わってきちゃいますよね(笑)。

――西陣を演じるにあたって意識したことはありますか?

真面目に芝居をするようにしています。僕はこの作品の中で、シリアスなシーンにスポイトで水を1滴垂らすくらいのユーモアを加える役割だと思っています。

気づいている人は少ないかもしれませんが、捜査本部で西陣が意見するとき、必ず秋貞のことを見て、秋貞がうんと頷いてから発言しているんです。というのも、西陣はオリジナルキャラクターなので、キャラをつけたいとなったときに、毎回「人に確認を取らないと発言できない」という人物になりました。

――第3話で赤沢がホワイトボードを叩いたときに落ちたマグネットを拾う西陣が印象に残っています。

それは監督が「落ちたマグネットを拾う芝居を入れましょうか」と耳打ちしてきて(笑)。そういうことがいくつもあるんですが、カットされているものもありますね。僕は違う土俵で、仕事をさせてもらっている身なので、皆さんに言われたことを一生懸命にやることを心がけています。西陣と一緒ですね。人の顔色を窺っているのかもしれません。

――ここまでの放送で斉藤さんの元に反響は届いていますか?

福岡で街ブラロケをしているときに「出てたね」「すごいね」と言われたいんですが、一番多いのは「面白いね。で、犯人は誰?」と声をかけられますね(笑)。収録現場でも、スタッフさんや共演者からドラマについて聞かれますが、僕も皆さんと同じ情報しか知らないので、がっかりされますね。「いろいろ聞こうと思っていたのに!」って(笑)。皆さん考察していて、「赤沢の息子・守(野村康太)が怪しい」「春生(リリー・フランキー)、実は生きている?」などいろんな説が出てくるのですが、僕が「知らないですよ」と返すと、「逆に怪しい」って言われたり。街行く人、全員が刑事みたいです(笑)。

――斉藤さんは誰が犯人だと思いますか?

現場でも考察合戦があって、松風義輝役の松山ケンイチさんから心麦の父・春生が生きている説を聞いたとき「斬新やな」と思ったんですが、考えてみるとつじつまが合うので、すっかり乗せられて「春生が犯人かも」と思いましたね(笑)。絃瀬くんも考察がすごくて、話を聞くと「そうだな」と思ってしまいます。人の意見に流されまくってます(笑)。

――「信じること」が本作のテーマですが、斉藤さんが何かを信じるときに大切にしていることは?

僕は「自分の信じている人の信じているもの」を信じます。友達は少ないんですが、その友達が紹介してくれた人は信用する。税理士さんや病院を選ぶとき、新しいことに挑戦するときも、信頼する人に聞きます。もし騙されても仕方ないと思うくらい、その人たちを信じています。なんか僕って西陣誠みたいですね(笑)。

――今後の見どころを教えてください。

SNSで「西陣が怪しい」と言われていて、一時期トレンドにもなりました。そんな西陣ですが、8話、9話で事件の本丸に関わってきます。あと、9話の最大の修羅場で、西陣がとんでもないボケをするんですよ(笑)。無事カットされずにオンエアされるか…楽しみにしていてください!

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