9日放送『テレビ東京開局60周年特別企画 未来を創れ!若きプロフェッショナル ニッポンの挑戦者たち』に出演する階堂ふみ(C)テレビ東京 俳優の二階堂ふみが9日に放送される『テレビ東京開局60周年特別企画 未来を創れ!若きプロフェッショナル ニッポンの挑戦者たち』(夜8:50)に出演する。このほど取材に応じ、昨年訪れたアフリカでの野生の象との出会いで得た学びについて語った。
【写真】白ニット姿の二階堂ふみがバルタン星人とセルフィー! 本番組は、佐々木蔵之介と二階堂をナビゲーターに迎え、テレ東で2024年に3回放送されたJAPANプロジェクトの第4弾。今回は日本の未来をつくる「若き力」に注目。世界が熱狂するJAPANコンテンツ・ウルトラマンの“舞台裏”。未来の起業家の育成を目指し全国から“希望の種”が集まってくる学校の挑戦。さらには売上高470億円に迫るテンポスホールディングスのトップを務める“破天荒社長”が仕掛けた後継者レースの現場に密着。創業130年を超えるかまぼこ店を継いだ“素人社長”との対談から「挑戦のヒント」を見出す。取材ドキュメントパートとオリジナルドラマで構成する挑戦的な番組となっている。
二階堂は昨年9月に放送された第2弾「海と大地を救う!ニッポンの挑戦者たち」で、念願だったアフリカへ。「初めて野生の象の群れを見たときに感動して、こんなに美しい生き物が世の中にいるんだなって、本当にずっと見ていられるなっていう感動もあった」と声を弾ませたが、「同時に、とても怖くて。怖いって感覚を感じられたことが、私にとっては1番いい学びになりました」と野生の象の群れとの出会いは喜びのみならず恐怖があったと明かした。
レンジャーが帯同したが「ドライバーの方はいつでも象が追いかけてきたときに逃げられるような態勢を常に取ってて」と危険と隣り合わせだったとし、「美しいし、感動するし、『綺麗だな』と思うんですけど、近くで見れば見るほど怖くて」と回顧する。「何か武器を持って初めて人間は同じ力を持つ。自分より遥かに大きい生き物のパワーに圧倒されました」と再確認したと明かした。
この気付きは、二階堂が以前から抱いていた動物と人間の関係への意識に変化をもたらしたという。「日本は未だに象牙の取引が行われている国でもあるので、そこの罪の意識はすごくあった」とし、「ただ、現地に住んでる方々が肌で感じている動物の脅威みたいなものは、外からの視点じゃ感じられないことだったので、そこに住んでいる方々が、野生で生きるその動物たちに敬意を持ちながら、どうやって共存していくかっていうことを、生活の中で取り入れていらっしゃるっていうのがすごい印象的で」と動物と人間の関係は多元的であると知ったという。「外から綺麗事はたくさん言えるけど、中に入って感じることっていうのは大いにあるなっていうのが改めて学びになりました」と振り返った。
また、第2弾では荒れた農地をワイン畑に変え世界と戦う生産者に取材したことにも触れ、「自己犠牲ではなくて、ちゃんと経済を回しながら、環境に配慮したものを提供できる、新しいビジネスの形としてご紹介されてるのがすごくいいなと思いました」と他者への配慮と自己犠牲はイコールではないと語る。「自己犠牲だけじゃなくて、これからはこのスタイルがスタンダードになっていくんじゃないかと。そういう可能性に気づかされる部分はたくさんあったので、携われたのは非常に良い経験になりました」と明かした。
取材会には二階堂のほか、佐々木も参加した。