『おむすび』中村アン“自立した女性役”で光る魅力 演じた蒲田に「共通する部分」も

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2025年03月09日 12:00  ORICON NEWS

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連続テレビ小説『おむすび』の場面カット(C)NHK
俳優の橋本環奈が主演を務める、連続テレビ小説『おむすび』(月〜土 前8:00 NHK総合 ※土曜日は1週間の振り返り/月〜金 前 7:30 NHK BS、BSプレミアム4K)。今回は、「病院・管理栄養士編」から登場した中村アンにインタビュー。演じる蒲田令奈役の印象や今後の見どころなどを語ってくれた。

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 今作は、“どんな困難も明るくたくましく乗り越える”をモットーとする平成時代のギャルが、人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を“食の知識とコミュ力”で解決しながら、目には見えない大切なもの(縁・人・時代)を次々とむすんでいく、平成青春グラフィティー。

 今作で朝ドラ初出演を飾った中村は「やっぱり家族や両親がすごく喜んでくれました」とこれまでにない反響を肌で感じている様子。演じる蒲田令奈は、腕を買われ、理事長が東京の病院から引き抜いた外科医。丁寧な口調だが、自己中心的。術後の栄養補給などは管理栄養士に丸投げする…という役どころだ。

 ヒロイン・結には、仕事上で厳しく当たるシーンも多く、中村も「セリフが少し強いというか、ご飯を『メシ!』と言ったり、蒲田さんのキャラクターが立つような感じに描かれていて、台本を読み始めたときは『おぉ!』と驚きもありました」と振り返りつつ「段々と台本を読み進めていると蒲田さんの人柄を理解できるようになりました。外科医として患者さんを助けたい、毎日の手術を成功させるというところに力を注いでいるだけで、愛情がないわけではないんです」と話した。

 さらに「仕事ができて自立している役をいただくことが多いんです」と語った中村。「淡々とというか“自立した女性”という役をありがたいことにいっぱいいただいています」という。

 この日のインタビューでは、ドラマとは間逆な柔和な表情で受け答えしている姿が印象的だったが「小さい頃から、よく母親に『早く自立して一人暮らししなさい』って言われていたので『自立』という言葉は、幼い頃から身近にあったのかなと思います。なのでそういう役を演じるとスッと入ってくる部分もあり、演じる蒲田と共通する部分なのかな?」と語っていた。

 そんな中村が出演する『おむすび』もいよいよ最終盤に突入する。3月10日スタートの第23週「離れとってもつながっとうけん」の見どころを求められた中村は「コロナ禍が描かれていて、実際にマスクを付けて演技するシーンもあって、私自身も当時を思い出しながら演じていました」といい、視聴者に向けて「食事や家族愛、いろんな人との人間ドラマが描かれます。最後まで見届けてもらえたら」と呼びかけた。

■第23週「離れとってもつながっとうけん」のあらすじ
結がコンビニ会社からスカウトされた頃、横浜でコロナの感染が確認されるが、結の病院ではまだNSTが精力的に巡回をしていた。歩もファッションイベントの準備を着々と進め、気力を取り戻した聖人(北村有起哉)は理容の競技大会に参加する意思を固める。ところが、日に日に全国で感染者が増え、大規模イベントの中止が要請されて歩や聖人はがっかり。さらに愛子(麻生久美子)は佳代(宮崎美子)を心配して糸島に滞在することに。一方、結の病院でも感染者を受け入れることになり、結は患者との接触の減少で仕事のやりづらさを感じていく。

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