『NCT Universe』出身・ヘイテツ、俳優デビュー 先輩・香取慎吾主演ドラマで共演「胸をお借りしよう」【コメント全文】

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2025年03月10日 06:30  ORICON NEWS

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『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』に出演する(左から)香取慎吾、ヘイテツ (C)フジテレビ
 『NCT Universe : LASTART』で話題を呼んだヘイテツが、俳優・歌手の香取慎吾が主演を務めるフジテレビ系木曜劇場『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(毎週木曜 後10:00)に出演することが10日、発表された。俳優デビュー作となる。

【場面写真】役者デビュー!動画配信者役の元SMエンタ練習生のヘイテツ

 同作は、人生崖っぷちに追い込まれた、家族嫌いで子ども嫌いの“最低男”が、選挙に当選するためにシングルファーザーの義弟とその子どもたちとともに暮らすことになるというストーリー。今の時代ならではの社会的テーマも毎話盛り込みながら、“日本一の最低男”が、家族を、社会を、そして日本を変えていくために奮闘する姿を、笑いあり、涙ありで描く完全オリジナル作品となる。

 ヘイテツは、かつてニュース番組のプロデューサーだった主人公・大森一平(香取)の元部下で、一平がテレビ局を辞めるきっかけを作った因縁の人物・野上慧を演じる。第6話(2月13日放送)のラストでは、街頭ビジョンに映し出された子ども食堂の活動に励む一平の姿をにらみつける野上が登場していた。職場で一平から激しく叱責されたことを思い出し、動揺する野上の様子から一平に対してただならぬ感情を抱いていることが明かされたが、第10話(3月13日放送)で野上は現在、動画配信者として活躍していることが明らかに。ニュースの裏側を暴露する動画チャンネル『のがっちのNEWSをKILL』を運営し、20万人以上のチャンネル登録者から支持を集める人気動画配信者となっていた。

 一方、大江戸区の再開発計画を推し進めようとする区長の長谷川(堺正章)や民政党の衆議院議員・黒岩(橋本じゅん)と対立した一平は、民政党の公認候補として区議選に出馬することを拒否し、なんと無所属で大江戸区長選挙に出馬すると宣言。新たな決意を胸に行動を開始する。そんな一平の姿は、いったい野上の目にどのように映るのか。一平と野上それぞれの戦いが幕を開ける。

 ヘイテツは、2002年5月7日に宮城県で韓国人の父と日本人の母の間に生まれた22歳。22年に韓国のプロダクション・SM Entertainmentの練習生として渡韓した。23年には、活動グループやメンバー数に制限がないグローバルグループとして話題のNCTが、新グループを立ち上げるために行ったオーディション『NCT Universe:LASTART』に参加。身長184センチのスラッとした抜群のスタイルと端正なルックスで注目を浴びた。24年秋、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取が参加しているCULENに合流。今作を機に、日本を拠点にした本格的な芸能活動をスタートする。

【コメント】
■ヘイテツ
――初めてのドラマ収録を終えて、今の心境は?
撮影が終わるまで、ずっと肩の荷が重たかったです(笑)。制作陣の方々から、僕の至らない部分を教えていただきながら、そして自分でも試行錯誤を重ねながら、なんとか乗り切れたかな、という思いです。

――野上慧という人物を演じる上で、心がけたことは?
野上の正義感の強さや、自分の信念に対する頑固さは、僕自身の中にもあると思います。ただ野上の場合は、自分の正義というものに、若干矛盾も感じているんじゃないか、という気がしていて。そういう繊細な部分をどうやったら表現できるのか、意識しながら演じたつもりなんですが、やっぱり難しかったですね。でもそんな風に、いろいろなことに気づかせてくれたり、考えるきっかけを与えてくれたこの野上というキャラクターに、とても感謝しています。

――香取慎吾さんとの初共演はいかがでしたか?
初対面ではなかったんですが、これだけ長い時間、ご一緒するのは初めてで。やっぱり、僕が子どもの頃からずっとテレビで見ていた方ですから、とても緊張しました。でも今回は思い切って、大先輩の背中に乗っかっちゃおう。いや、胸をお借りしよう、と(笑)。ですから、実は撮影に入る前、「今回はたくさんご迷惑をお掛けすると思いますが、すみません」と事前に香取さんに謝っておくべきかどうか迷っていたんですね。でも、そんな言い訳をするのは、ただの甘えだと思って、結局、特に何も言わずに撮影に臨みました。そんなこともあって、現場では香取さんとあまりお話ができなかったんです。もしかすると、香取さんから「人見知りな子だな」と思われているかもしれません(笑)。

■香取慎吾
――ヘイテツさんの印象は?
僕よりも背が高くて、迫力があるんだけど、役柄と相まって、気弱でナイーブな部分も垣間見えて。それでいて、どこか鋭さも感じさせる、とても個性的な役者さんだと思いました。

――ヘイテツさんとの初共演はいかがでしたか?
一平と野上が2人きりで話すシーンがあるんですが、まさかあそこまで緊張感のある空気になるとは(笑)。1話の頃からは想像もつかないような、かなり緊迫したシーンになっていると思います。緊張すればするほど楽しくなってくるタイプの僕としては(笑)、とても充実した時間を過ごすことができましたね。彼の眼の奥に秘めた力強さを感じながら、なんとか負けないように頑張りました!

■北野拓氏(プロデュース)
ヘイテツさんと初めてお会いしてお話をさせていただいた際に、唯一無二の存在感に圧倒されるとともに、今の時代を生きる20代の繊細さと真面目さを併せ持つ方だと強く感じました。そうしたご本人の持つ“ドキュメント性”がこのドラマには必要不可欠だと考え、香取慎吾さん演じる主人公・一平の過去のパワハラ疑惑の相手という終盤のキーパーソンになる役柄に起用させていただきました。

映像作品では初めての演技とのことでしたが、香取さんとも堂々と対峙(たいじ)してお芝居をされていました。新しい才能の出現を楽しみにしていただければと思います。

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