
人気ボーイズグループ「JO1」のメンバーが大宮八幡宮(東京都杉並区)に奉納し、飾られていた絵馬がなくなっていることが分かった。絵馬を目当てに同宮を参拝するファンも多く、SNSでは悲しみや憤りの声が上がっている。
【写真】盗難被害にあったJO1メンバー手書きの絵馬。固定するひもが切断されていた
JO1は2019年に放送されたオーディション番組を経て結成された11人組のグループ。国内外で人気を集め、NHK紅白歌合戦に3年連続で出場している。
同宮によると、2021年6月にメンバーが番組収録で訪れ、全員が1枚ずつ「アーティストとして大成功できますように!」「JO1でワールドツアー」「皆が健康でいられますように」などとつづった絵馬を奉納した。
通常絵馬は1年ごとにお焚き上げをするが、「絵馬を見たい」といった反響が大きかったことから、同宮ではファンの人に楽しんでもらおうと専用の絵馬掛けを設置して長らく飾っていた。
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しかし今年2月12日、11枚すべてがなくなっているのを神職が発見。絵馬を固定していたひもをはさみで切ったような跡があり、何者かが持ち去ったとみられる。あくまで奉納されたもので同宮の所有物ではないという位置付けのため被害届を出すわけにもいかないといい、同宮は公式SNSなどで「せっかく参拝にいらしたJAM(※編集部注…ファンの呼称)の皆様も大変困惑していらっしゃいます」などと、返却するよう呼びかけている。
権禰宜(神職)の男性は取材に対して「心を込めて奉納いただいたもので、ファンの方々も遠方からも楽しみにしてお越しくださっている。ご神前でのことでもあり、残念な思いです」とし、「そっとでも良いので元の場所に返していただきたい」と話している。
今月上旬からこの情報がSNSで広まり、ファンからは「そんな罰当たりなことする人がいるなんて信じられない」「どうかどうか戻してください」「11人の大切なお願いなのに…」といった声が上がっている。
(まいどなニュース・小森 有喜)
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