今日10日(月)の北陸地方は日差しがたっぷりで3月中旬〜下旬並みの暖かさとなりました。明日11日(火)から13日(木)は気温がさらに急上昇し、12日(水)は桜の季節を通り越して4月下旬並みの暖かさとなる見込みです。12日(水)後半から13日(木)は広く雨も予想されるため、雪解けが一気に進みそうです。積雪の多い地域はなだれや融雪による災害に注意・警戒してください。
●11日(火)〜13日(木)季節外れの暖かさ 山間部でも雨予想
明日11日(火)は高気圧が日本の東に中心を移すでしょう。北陸地方では高気圧の後ろ側に入り、南から暖かい空気が流れ込む見込みです。
12日(水)は南からの暖かい空気の流れ込みがさらに強まり、最高気温は福井から新潟にかけての広い範囲で18度前後と、桜の季節を通り越して4月下旬並みの季節外れの暖かさとなる見込みです。また、13日(木)は前線が日本付近を通過する影響で、北陸地方は広く雨が降るでしょう。
今日10日16時現在、福井県、石川県、富山県、新潟県の山間部を中心に積雪がまだ平年の1.5倍から2倍を超えている所があります。今週末にかけては気温の急上昇と雨で雪解けが一気に進むことが予想されるため、なだれや融雪になる災害に注意・警戒してください。
●なだれや融雪による災害に注意・警戒を
暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。
�� 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
�� 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。
�� 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。
|
|
|
|
- 日本気象協会
- 日本気象協会 関連ニュース
- この先2週間の北陸地方の気温予想
- 北陸地方のアメダス実況(気温)
- 北陸地方のアメダスランキング
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 一般財団法人日本気象協会 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
社会
