東日本大震災の発生からまもなく14年。東日本大震災を引き起こした地震の余震域では、沿岸部を中心にいまも平常時に比べて地震活動が活発な状況が続いているということです。
気象庁によりますと、今年2月末までの1年間に余震域でマグニチュード4以上の地震が発生した回数は月平均10.9回で、震災前の月平均11.5回を下回っています。
これについて気象庁は「地震回数は減少してきているが、地震活動は増減を繰り返しながら徐々に減衰していくので、まだ震災前の水準に戻ったとは言えない」としています。
特に、沿岸部を震源とする地震に限ってみると、震災前が1年間に平均60.6回だったのに対し、今年2月末までの1年間は81回と震災前のおよそ1.5倍で、いまだ発生回数が多い状況が続いているということです。
気象庁は「いまだ地震活動は継続していて、今後もしばらく続くと考えられる」として注意を呼びかけています。
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