東日本大震災追悼復興祈念式に出席し、献花する石破茂首相=11日午後、福島市(代表撮影) 石破茂首相は11日、東日本大震災の復興に向けた2026年度から5年間の次期復興事業の規模について、現行の「第2期復興・創生期間」(21〜25年度)の約1兆6000億円を「十分に超えるものとしたい」と述べた。今夏に基本方針と財源を示す。訪問先の福島市で記者団の質問に答えた。
首相は次期復興事業に関し、産業・なりわいの再生、除去土壌の県外最終処分の実現などを挙げ「これまで以上に力強く復興施策を推進していく」と語った。県沿岸部に先端産業を集める国家プロジェクト「福島イノベーション・コースト構想」の青写真を夏までに策定するとした。