「待ち合わせ場所で気づいてもらえず…」35歳モデルが約半年で-10kgのダイエットに成功したワケ

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2025年03月12日 08:50  女子SPA!

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 モデル、女優、実業家としての顔を持ち、2024年4月にエイベックス・クランへの所属を発表した野崎萌香さん(35歳)。今年デビュー15周年を迎えた彼女がファースト写真集『jealousy(ジェラシー)』を出版しました。

 10代の頃から雑誌『non-no』『sweet』『美人百花』など数々のファッション誌で活躍してきた野崎さんですが、実は「コロナ禍で10kgも太ってしまった」といいます。

 写真集の撮影に向けてダイエットをスタートしたものの、なかなか痩せず……! そこで辿り着いたのが「臓活(ぞうかつ)」でした。なんでも「内臓から元気にしていくことでするすると体重が落ちていった」そうで、約半年で-10kgのダイエットに成功したといいます。

「臓活」の内容や、理想のスタイルに近づけるためのマインドセットなどについて野崎さんに聞きました。

◆20代と同じ方法では痩せない!

――写真集の撮影に向けて、10kgのダイエットに挑戦したそうですね。

野崎萌香さん(以下、野崎):コロナ禍でモデル活動をお休みしていた時期は、まったく体重計に乗らなかったんです。少しずつ増えていったせいか周りの友人も自分自身も全然気づかなくて……最終的に10kgほど太ってしまいました。

今のマネージャーは10年来の友達で、エイベックスに所属する前に「久しぶりに会おうよ」ということでお食事に誘ってもらったのですが、待ち合わせ場所で最初、私だと気づいてもらえなくて(笑)。「モデルだったときの萌香じゃないよ」とプロとして率直に言ってくれました。それから今回の初写真集を出そうということになり「自分の体が一番綺麗に見える状態まで頑張ったほうがいい」と助言されて、被写体として自信が持てる体型になれるようにダイエットしようと思いました。

――どんな方法でダイエットをしたのですか?

野崎:大学生の頃にダイエットで8kg減量したことがあったので、「同じ方法でやったらすぐに落ちるでしょ」と軽く考えていました。自分が食べたものを全部記録する「レコーディングダイエット」で、1日の摂取カロリーを1600キロカロリー以下に抑える方法なのですが、これが痩せなくて。年を重ねて代謝が落ちていることを痛感しました。「おかしいな」と感じて、まずは自分の体質を知ろうと思いました。

◆排出機能が弱まり、太りやすくなっていた

――どうやって自分の体質を調べたのですか?

野崎:以前から東洋医学に興味があったので、その観点から調べてもらうことにしました。漢方薬局や、オンライン診断ができるサイトで調べられるのですが、結果、私は「気巡り太り」タイプだと分かりました。内臓がちゃんと活動していないために排出機能が弱くなっていて、体の中に余分なものを溜め込んで太りやすくなっていたんです。

まずは体質改善をしないとダイエットをしても効果がないとわかったので、体質に合わせた漢方を処方してもらい飲み始めました。むくみを改善するためにカリウムが含まれたサプリを飲んだり、カリウムが豊富なココナッツジュースやスイカジュースを飲むようにしました。

そして腸を元気にしてくれるような食物繊維の多い食品や、発酵食品などを摂るように食事内容を見直しました。また、ご飯をたくさん食べた翌日は、お粥やグリーンスムージーにして胃を休ませたり、内臓を労わることを意識しました。

◆運動は段階的に取り入れた

――30代以降は、まず体質に目を向けるとが大切なんですね。運動などはしたのでしょうか。

野崎:運動は段階的に取り入れました。まず、食事の改善を始めた段階ではサウナで汗を流してデトックスするようにしていました。そして、少し体重が落ちてきたかなというタイミングで第2段階として、インナーマッスルを鍛えられるジムのトレーニングやピラティスなどを始めました。

――トレーニングでは、どんなことを意識していましたか?

野崎:鍛えた後は、筋肉を緩ませるようにしていました。筋トレをしたらその2倍の時間はストレッチなどで筋肉をほぐして、しなやかな体作りを目指しました。あと、「ユミコア(YumiCoreBody)」という、骨格を整えて体の硬い部分をほぐしていくトレーニングも取り入れました。

食事改善や運動によって内臓が元気になると、自然と体重がスルスルと落ちるようになり、ストレスなく10kgのダイエットをすることができました!

◆内臓に着目した「臓活」で変化は?

――「臓活」によって、どんな変化がありましたか?

野崎:1日に何回もお通じがくるようになったので、余分なものを体に溜め込まなくなり体が軽くなりました。以前は水分や老廃物だけではなく、ストレスも一緒に溜まっていたのかもしれません。それがなくなって、「今の自分は巡りがいいな」と実感できるようになり体調がよくなりました。

――ダイエットの停滞期はありましたか?

野崎:3か月目くらいに体重が落ちなくなった時期があったのですが、「やるべきことは全部やっているんだから結果は出るだろう」と思って、それまで通りの食事と運動を続けました。「臓活」を通してストレスを溜め込まないようにしていたので、ネガティブにならずにダイエットを続けられたと思います。

◆まずは自分の体質を知ることから

――「臓活」は、何からスタートしたらいいですか?

野崎:まずは自分の体質を知ることがポイントです。その上で、冷えやすい体質だったら「よもぎ蒸し」をしてみたりと、やるべきことは人それぞれ違います。

あと、食事の改善や運動を一気にやろうとするとキツいです。いきなり運動をするとケガをしやすいし痩せにくいので、食事改善をして少し体重が落ちたタイミングで、トレーニングを始めたほうがいいと思います。

――今後は、どんな活動に力を入れていきたいですか?

野崎:子どものころは、宝塚に入ってミュージカル女優になりたかったんです。だからお芝居にもっと力を入れたいし、ミュージカルなどやったことのないことに挑戦したいですね。

35歳で初写真集って遅いほうなのですが、何歳になっても新しいことに挑戦することは、誰かの勇気になるんじゃないかな。30代、40代の女性達が「萌香ちゃんも10kgダイエット頑張ったんだから、私も新しいことをやってみようかな」と思ってくれたら嬉しいですね。

<取材・文/都田ミツコ 撮影/市村円香>

【都田ミツコ】
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。

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