3月10日、63回目の誕生日を迎えた松田聖子。この日はデビュー45周年の記念アルバム『永遠のアイドル、永遠の青春、松田聖子。〜45th Anniversary 究極オールタイムベスト〜』が、6月4日に発売されることが発表された。
「聖子さんは4月1日にデビュー45周年を迎えます。ベストアルバムには新録されたセルフカバー曲や人気ヒットシングルのオリジナル音源など、聖子さん自ら厳選した多彩な楽曲が収録されています。6月から8月にかけてコンサートツアーも開催されますし、聖子さんも気合いが入っているといいます」(音楽関係者)
新たに開設された45周年特設サイトでは《45年間の軌跡が導くように誕生した45周年記念楽曲が、聖子史の新章の幕開けを告げる》とも紹介されており、さらなる活躍に期待が高まっている聖子。
昨年3月には中央大学法学部通信教育課程を4年で卒業し、《大学で学んだことを糧にして、これからも仕事に励んでまいります》とコメントを寄せていた。その言葉どおり音楽活動に邁進しているが、45周年を迎えるまでには歩みを止めたこともあった。
「聖子さんが入学して間もなくコロナ禍に見舞われ、デビュー40周年を記念したコンサートやイベントが次々と延期や中止に。さらに21年12月には、たったひとりの愛娘・神田沙也加さん(享年35)が急逝するという悲しい出来事もありました。
|
|
沙也加さんの訃報直後は予定していたディナーショーや『NHK紅白歌合戦』などすべての仕事をキャンセルし、約3カ月間にわたって芸能活動を休止していました。聖子さんは沙也加さんの喪失感を紛らわすように、忙しい合間を縫って勉強に集中していたといいます」(芸能関係者)
22年4月に東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催されたディナーショーを皮切りに、再びステージに立ち続けている聖子。失意からの復帰後は、プロのアーティストとして新たな挑戦も欠かしていない。
「聖子さんは昨年2月に3作目のジャズアルバム『SEIKO JAZZ3』を発表し、収録曲『Tears In Heaven』が先行第2弾として配信されました。この曲はエリック・クラプトンが亡き息子を悼んだメッセージ・ソングとして知られていますが、聖子さんの愛娘を失った心境と重ね合わせて選曲されたのかもしれません。彼女は以前からジャズに取り組んでいましたが、沙也加さんの亡き後はアップテンポな曲ではなくじっくりと聴かせるジャズに傾倒していったようです」(前出・音楽関係者)
そんな聖子の音楽活動に込める思いは、沙也加さんとともにあるという。
「一時は悲嘆に暮れて自宅に引きこもっていた聖子さんですが、人気アイドルとして常に芸能界のトップを走り続けてきたプロ意識は随一。沙也加さんを失った悲しみは完全に癒えることはないかもしれませんが、復帰のタイミングとなった22年3月のファンクラブ会報では『彼女のぶんまで歌っていきたい。彼女と一緒に歌っていきたい』と強い決意が記されていたといいます。
|
|
同年11月に登壇したトークイベントでは『沙也加に会いたい!』と嗚咽したこともありましたが、それでも彼女は前を向いて歩き続けています。そうした彼女のひたむきな姿に心を打たれ、“応援したい”というファンは後を絶ちません。きっと45周年のメモリアルイヤーは、聖子さんにとってさらなる飛躍の年になるのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)
愛する沙也加さんとともに、新たな節目を迎えようとしている――。
動画・画像が表示されない場合はこちら
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。